11
'89 限定出版 1989:HANGWA GEIJUTSU:N o. 64: 版画審術:限定部数発行:阿部出版 巻頭 E;D101C U ee h i オリジナノレ版画特別添付一号一番留京子 対談:北岡文雄×深海幸雄容 訪問記:岡田隆彦×川久保悦子 ピ力ヌ/. νド勾/相笠昌義/吉原英雄/Jl Lt 澄生/黒田茂樹/黒木良典て

1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

  • Upload
    others

  • View
    4

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

ラ'89限定出版

1989:HANGWA GEIJUTSU:No.64:版画審術:限定部数発行:阿部出版

巻頭特

E;D 101C U e e h i オリジナノレ版画特別添付一号一番留京子

対談:北岡文雄×深海幸雄容訪問記:岡田隆彦×川久保悦子

ピ力ヌ/.νド勾/相笠昌義/吉原英雄/JlLt澄生/黒田茂樹/黒木良典て

Page 2: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

目次

64

問問副圃イ

タリア現代版画の新世代

トランス・アヴァン、ギャルディアの可能性

可淘bZの町

ω。。。pmミmZ吋阿

ωbzo淘。。苫旬、

B

サンド口・キア

mZN

。。Cのの=句工ンツォ・クッキ

ミhミョ。、bphuh-4

フランチェスコ・クレメンテ

96 100

『ンモ・パラデイ|ノ

112

近代と未来を超えて

トランス・アヴアン、ギャルディアにみるイタリア現代美術

イタリア現代版画の潮流

m

豊かな土壌と創造力

国同目。。=。-4

均向。。ミ

オディ口ン・ルドン

ドンのリトグラフ

稲釘繁美

開閏園美人版画以

川上澄生傑作選

回想のエロス川上澄生

竹山博彦

翌哩..旦立汚昌臨

富義

170 思幻視者

168

154

日常凝視と文明批判

針ルt

一郎

表紙の作晶

ミンモ・パラティーノ

MIMMO PALADINO rElloodbomoolJ

A se rles of four IInocutsよりリノカット

81x121an 1984i王ed.65

90

伊東順

105

136

「霊の訪れ--オディロン・ルドンの版画」『版画芸術』64号 1989年 pp.168-175.

Page 3: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

891

暑臨

αω国

ペ刈mH• t: ロシi jζ

当事tCt~

事g88lωog"Dilxg"Laζf:k斗(,

il r国MにJrl:!軍ω闘Y"1主」こ!っ重量、a1:COiifJ

「霊の訪れ--オディロン・ルドンの版画」『版画芸術』64号 1989年 pp.168-175.

Page 4: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

「大きな青白い光が見えたj r幽霊屋駿J 2 リトグラフ 23x17cm 189B年

ODILON REDON

169

「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J 4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

「量産骨男j r陪審員」より

リトグラフ 15.5x9.8cm 1887年

「霊の訪れ--オディロン・ルドンの版画」『版画芸術』64号 1989年 pp.168-175.

Page 5: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

• 稲作置塁賀じ亘孟

豊科の〈五訪ヲれ

-感受された映像

ルドンの映像は探されたものではなく、受

け取られたものだ、とフィリップ・ジュリア

ンは語っている。日常の世界に、ふと気付く

と異界に通ずる口がぽっかりと聞いていて、

そこから見知らぬものがそっと足立日もたてず

に、画家を訪ねてくる。意識というものが、

広大な無意識の閣の項きに一点灯った、か細

い燭光であることを、ルドンはよく飲み込ん

でいたようだ。その炎をふいに燃え立たせ、

くゆらせては消え去ってゆく束の間の存在は、

それに光を当てて照らし出そうとしては、か

えってかすんで見えなくなってしまうし、そ

もそもいつ何時浮かび上がるのか予告しても

くれない。

創作とは「はっとするようなすばらしい魅

力をふいに我々に聞き、我々を虜にする、か

の友王、つまり椅想、が差し示す、思いも懸

けぬ魅惑的な小径をたどることだ」、と合白す

る画家はさらにつづけて、「〈無意識なるも

の〉の使い」でもある、この神秘的な「私の

守護天使」は、「困惑してしわのよった額を好

む」いたずら者で、「時と場所、さらには季節

によって、自分に合った時刻に現れる」気ま

ぐれ屋さんだ、とも友人の批評家アンドレ・

メルリオに語っている。この「〈無意識なる

もの〉が訪ねできたら、すぐさま分析の感覚

を働かせねばなりませんが、それがどんなだ

ったか記憶しても、たいして役には立ちませ

ん。というのも、作品や著作ひとつごとに、

それは異なった問題を我々に突き付けるもの

だからです。」

子供や若人を好むこの霊感は、分別臭い老

人には、もはやなかなか訪れて来てくれない、

と諦念を込めて語る老ルドン。しかし、老人

の積んだ体験は、この一種の降霊術の舞台と、

儀式の段取り、そして必要な心構えといった

ものを我々に教えてくれる。「様々な場所、ま

た時刻、季節、私の住み末、アトリエの採光

の方角といったものが、私に微妙な影響を与

身を庄せる必要があるのです。

• 170

えることを知りました。そこで、今はっきり

と自信をもって断一一一一口できるのは、我々の周同

に広がっている、見えない世界というものを、

どんなにか念頭に置かねばならないか、とい

うことです」。

例えば荒地に生えている一本の濯木は、そ

の地下に見えない水脈のあることを無言のう

ちに指し示している。こうして、いわば不可

視の世界への道標となっているからこそ、樹

木は、無意識が可視の世界に出現するための

晴氏となる。詩人マラルメは、ルドンから謹

呈を受けた石版画集『ゴヤ頒』の中の、樹木

のうろから出てきた「陰警な風景の中の狂人」

に、「まことに不思議な共感の力」を感じ、そ

こに「私が魂の奥底でかくありたいと思って

いる小さな哀れな男の姿」を認めた。それは、

世界の記憶を無尽蔵に宿した閣の力が、一本

の樹木から立ち上るのに、詩人が感応した証

というべきだろう。

画家は自分の画業をふりかえってこう語る。

「霊の訪れ--オディロン・ルドンの版画」『版画芸術』64号 1989年 pp.168-175.

Page 6: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

けぬ魅惑的な小径をたどることだ」、と告白す

-不可視なるものの表象

閣の力を引き出す儀式としてルドンの推奨

する「最も実り豊かで必要な処万は、現実を

直接

γ21)と、それも外界の自然に存在する

物体を、その日取も細々として、最も特徴的で

偶発的な様子を注怠深く再現すること」とい

う、一見「幻想両家」らしからぬ処方であっ

た。「小石ひとつ、草一本、子、横顔、そのほ

か生物であれ無生物であれ、それらを詳しく

γ主?努力をした後には、精神が沸騰してくる

のが感じられます。こうなると私は創造の欲

求にかられ、想像的なものを表象することに

の方角といったものが、私に微妙な影響を与

身を任せる必要があるのです。」

訪れてきた「想像的なもの」を何故表象し

なければならないのかといえば、それが万人

の目に可視なものではないからである。いわ

ば日常の我々は、ちょうど演奏会のホールで

耳をふさいでいるようなものである、とルド

ンは壬一日う。聴覚を奪われただけで、あたりの

ファンタスマゴリ

情景は不可解な夢幻灯活劇の舞台に変貌する。

それと同様、見者の第六感、第七感が捕えて

記録した結果は、普通の五感の持ち、王には、

いきおい異様で非常識なものにしか見えない

ことだろう。

この感官の断絶を前にして、

身の音ω図は奈辺にあったのか。

ではルドン白

一九一三年に、

r夢の中で私は空に神秘の顔を男たJ rゴヤ頒J 1 リトグラフ 29.1 x23.8cm 1目前年

画家は自分の両業をふりかえってこう語る。

「私は想像力とそれがぺンの下にもたらす不

意打ちとに責めさいなまれたものです。しか

しそれらの情事を、私の知リ、実感している

妻術的構成の法則に沿って導き、乗りこなし

て、ただひたすらそれらが鑑賞者の注意を引

き付けるように、そして思考の限界に在る漠

としたものの喚起力と魅力とのすべてが鑑賞

者に伝わるようにと努めたのです。」「だから

わたしの独創性のすべては、可視なるものの

論理を不可視なるものに可能な限り役立てる

ことでもって、本当らしくない存在たちに、

本当らしさの法則に則して、人間的な生命を

与えることに在るのです。」

<:;0" ‘l.:、

「陰棲な風景の中の狂人J rゴヤ頒J 3 リトグラフ 22.6x19.3cm 1目前年

171

Page 7: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

拠したのは、例えばフロ

lべlルの『聖アン

田U

、っ

『きがしま

ヘヘm-Fゴ」英市一ミ

「そして、空から舞い降りて来た l羽の巨鳥が、彼女の重量の天辺に襲い力、力、るJ

r聖アントワーヌの誘惑」第 1:集 3リトグラフ 19x16cm 1888年

「どこでも眼球は燃え上がる」

「聖アントワーヌの誘惑』第 1集日

リトグラフ 20.4X 15.8cm 1988年

「栄光と頒歌とのj女にあらんことを、サタンよ」

「悪の筆』日 17 .4x 18cm 1890年

「それは、両の翼の下に七つの大罪を連れた悪魔であるJ

r聖アントワーヌの誘惑」第 1集 Eυトクラフ 25.4x20cm 1888:年

172

Page 8: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

「そして、 2r聖アントヒ

リトグラフ

。文学以前の体験の喚起

拠したのは、例えばフローべ!ルの『聖アン

トワ

lヌの誘惑』であり、ボードレ

lルの『悪

の華』であり、パルワ

l・リットン著ルネ・

フィリッポン訳の小説『幽霊屋敷』であり、

さらにまたルドンの最後の石版画集の主題と

なる『ヨハネ黙示録』であったが、そこでル

ドンの目指したのは、それらのテキストの著

者たちを襲った体験の映像的等価物を喚起す

ることであって、遺されたテキストは、いわ

ばそうした映像的超自然体験の結果を記述し

たものに過ぎないのである。

可視の世界と不可視の世界とが仮に接し合

ったものだとしても、両者が共有する空間な

ど、言葉の定義からして存在しえない。では

不可視の世界の住人たちはどのようにして可

視の世界に越境できるのか。ここに仲介とし

て登場するのが、言葉という記号の世界であ

る。もっとも、文章を絵解きしたり、それに

挿絵を施そうというのではない。ルドンの依

「奇妙な軽自慢舗J rゴヤ頒J 5 ソトグラフ 19.9x 19cm 1885年

~ Obl L.p"f入f>)0,,",

7

こア、,

r

r

1

思うに、『さかしま』(一八八四年)に叙述さ

れたユイスマンスのルドン作品評に対して、

後年ルドンが反発したのは、この映像と文学

との前後関係が、文学者ユイスマンスによっ

て逆向きに理解されていたからではなかった

か。実際、ルドンの作品に接したユイスマン

スは、そこに「ゴヤの版画集『偲諺集』を見

たときのような不安を覚え、エドガ

l・ポー

の小説のなかで幻覚が作り出す幻や恐怖から

生じる効果を、別の芸術に移し替えた」かの

印象を受ける、と述べている。だがルドンに

とっては、「造形的な構図に隙聞があると、決

まって入り込むのが文学的観念」なのであっ

て、決してその逆ではない。

のちにルドンは、もともと自分はポlに深

い共感を抱いていたわけではない、と反論す

ることになるが、たしかにこれはいささか強

引な否認といわざるを得まい。既に一八七九

年のレサック夫人との文通から、ルドンがポ

lに捧げる作品集の構想を抱いていたことが

わかるからである。それにもかかわらず、後

年になってポ!の感化を否認してみせたのは、

ルドンの作品は幻想文学に由来する、といっ

た還元的言辞を弄するユイスマンス流解釈に

対して、ルドンが肯定できなくなったからで

あろう。ルドンの生地ボルドーで彼の生誕の

十二年前に亡くなった偉大な版画家、という

以上にとりわけルドンが感化を受けたわけで

もないゴヤに対しては、『ゴヤ頒』を呈するル

ドンであってみれば、文学への隷属を潔しと

173

Page 9: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

はせぬ画家の心意気は否定できまい。「文学的

構図ではいかなる印象も作られない。効果と

いうものは、文学的構図から生じる観念にの

み由未するものであって、それはとりわけ記

憶によって作られるものである。」

A

マ夢から覚醒への変容

そうは一一二口っても、ユイスマンスを始めとす

る文学者の称賛があってはじめて、ルドンの

石版画が愛好家の注意を引くようになったの

は明らかであるし、また件のユイスマンスの

ルドン評が、ルドン自身のその後の制作の構

想を、ある意味で先導する結果となったこと

「そして彼を、千年の間縛りつけたj rヨハネ黙示録』日

リトグラフ 29.Bx21cm 1日四年

174

『さか

も否定しがたい。事実、先に引用した

しま』も、その次のところには、「まるで魔法

のように、陰険な相、弐7U

が吹き払われ、心地よ

い悲しみと、いわば物憂い悲哀と」に誘われ

たデゼッサントが穏やかな眠想に沈む様が叙

述されている。また「ゴヤ頒』はユイスマン

スを誘って、彼一流の悪夢めいた散文詩を誘

発させもしたが(「オディロン・ルドンの新し

いアルバム」、『独立雑誌』、一八八五年二月

号てその記事の最後には「突如.悪夢は完全に

途切れ、ぎょっとする覚醒が作用するのとな

らんで、〈確実さ〉の揺ぎない形姿が現れ」

一五々とある。

こうした叙述をなぞるかのように

ルドン

の図像はこの先、徐々に暗欝な思念を払いの

け、もの悲しくも玄妙なる覚醒への進境をた

どりつつ、変貌を遂げてゆくこととなろう。

それも、個体発生は系統発生を繰り返しつつ

進化するという、当時の仮説ないし夢を、一

作一作ごとの石版画集が反復するようにして。

そしてまたユイスマンスが引用したポーの格

一一員、「およそ確実なものは夢の中にある」とい

うう一日葉は、ルドン自身が引く、「我々は夢と等

しい実質で作られている」を訪御とさせずに

はいない。

物質に根差した暗黒の相、後界と、精神の記

号たる文学の作る象徴界と。この両者の臨界

の葛藤がルドンの中で織り成す揺動の模様が、

J1

見ハノ会埼廿

a

平η,トしこぞっ手象を交付〕て'謀

Page 10: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

想を、ある意味で先導する結果となったこと

「ついに陽が昇った、……そして太陽の円光の中に

イエスの顔が輝く j r聖アントワーヌの誘惑」第3集 24ソトグラフ 27x26.3cm 1896年

こうした叙述をなぞるかのように

ルドン

「オアンネス. r私は混沌の中の最初の意識として

物質を固まらせ形を定めるために深淵の中から現れた。Jj

rliアントワーヌの誘惑』第3集 14 リトグラフ 27 .9x21. 7cm 1896年

「革袋のようにまるい、 j毎の動物たち」

r聖アントワーヌの誘惑」第3集 22リトグラフ 22.2x19cm 1896:$

の高藤がルドンの中で織り成す揺動の模様が

吋恨の絵画世界の上にその写像を投射して線

と陰影とを刻む時、ひとつの「出現」がルド

ンに開示された。有り得ないものが本当らし

いものへと認知されてゆく過程、「夢に少しば

かりの外部を付け足す」過程とは、とりもな

おさず超自然の体験に人間的な寸法の生命を

与えてゆくドラマであり、その変容の劇に立

ち会う我々は、我々の知覚可能な周波数の範

凶内に、それを越える者が通過していった証

の影が燃え立つのを、つかの間にせよ感知す

ることが許されるようになったのである。

(ωz-C何冨--Z〉(

U

東し円小火山一4

栽養学部助子)

。庄一。コ刃包。ロ(一八四一01一九一六年)

フランス・ボルドー生まれ、パリで授。デッサンと古

楽にのみ興味をぷす、孤独な少年時代を過ごした後、生

物学おクラヴォーのもとで顕微鏡ドの神絡的な伏界に

触れる。六四年ブレダンに銅版同を、七八年ファンタン

ーフトゥ

lルにリトグラフを学び、七九年初訂版同集

寸前宇の中でとを刊行。仕上涯で約百八十点のリトグラフと

約三ト点の銅版同を制作した。両業の前半には木炭同

やリトグラフによるれと黒の幻視的附界を捕き、象徴

主義の代表的同家、シュルレアリスムの先駅とされる。

後年は夢幻的な色彩の交錯するパステル両や油彩両を

制作した。

本名目め「

HEETEF己

AV

コ。

175

Page 11: 1989:HANGWA GEIJUTSU:No. '89 - NICHIBUNaurora/pdf/89redon.pdfODILON REDON 169 「キマイラは恐怖の眼差しですべてのものを男たj r夜J4 リトグラフ 25x18.5cm 1日前年

版l司書術第64~トは限定部数8 , 575部を印刷刊行しました。

そのうち400部は非売 (HorsCommerce) とし, H C 001 -H C 400の寄号を人れ,

8,175部は予約者優先の市販として, 0001-8175の番号を入れました。

告知板

-移転・転居

*ア

lトギャラリーオオハシ

東京都中央民銀座

7lull

銀浅ビル

2F

干刷

0

3・545・4344

*同問降彦氏

神奈川県中郡大磯町大磯蜘l

0463・6

1・7854

*亀倉デザイン研究室

東京都中央区銀座

814ー口

リクルートピル干刷

0

3

・575・707215

*ギャラリーツェラン

東京都港医市青山

21ml91揃

君。3

・405・1190

*栗田政裕氏

千葉県野岡市三ッ明仰l珂

m

E0471・38・1135

*むさしの画廊

東京都中央区銀時

819l日

銀座ミノリビル

4F

干山

0

3・289・4853

*ムラカミ両廊

熊本県以照本市湖東11Hl叩

096・369・7910

*大阪市内の南区と東区が合併し、〈中央

区〉に住所表示を変更。郵便番号

541・

542、電話昏HVは従来通り。

T

255

-新設

*ギャラリーア

l卜・ジャン・バンドーム

東京都新宿氏神楽坂

316l叩

ヒルサイド神楽坂問〒

m

g03・235・1547

*喜楽尾両廊

東京都青梅市青梅山一

Tm

0428・2

2・2242

*SUGAアlト

東京都伏川谷以上野毛216l同

ベルレ上野

E湖

0

3・5706・3757

*来高現代美術館

東京都港区北青山

3151m

E03・404・1791

T

107

-名称変更

*問季画廊がギャラリー-ナガに名称を

変更、住所・電話番号は従米通り。

*ルオ|版同事務所が虎穴に名称を変-史

住所・電話番号は従来通り。

*シエリ

lアlトスペースがギャラリー

lジに名称を変更、住所・電話書号は

従米通り。

1サ112イ112小112岸l・月ルl月サIJi磯IH本1iト23パ 130ム116良11 i青l報H ド1H • 1 H jYI fI子

11 ノl 氏1 氏享ルl字グ1享 字年・ l年チl年同年現84ダ184氏185家 49代議リ l歳歳歳芙

氏l 彫術刻作家家l由)

君主

-定価変更のお知らせ

本年同月一日からの、「消費税法」の適

用にともない、本誌の定価が税率

3%分、

ω川値上がりし、定価

2、060円(本体

2、000円・税

ω円)となりますので、ご

不知おきください。

なお、年間購読料・その他刊行物の定

価も変更になります。詳しくは

m-m頁の

刊行物案内をご覧下さい。

編集後記

イタリア現代作家の特集、いかがでし

たでしょうか。版による表現が益々拡大

化する現況には口をみはるばかりです。

これまでの「版両邑通信」は、前々はげか

ら「

VOICE

戸」とタイトルを新た

にして掲載してゆます。

AFHVより新連載

の「プリンター川想鈷」ともども宜しく

お願い中し上げます。

次けは

6川ド旬の発光

f主です。

*本誌の図版にご協力頂いた方々、その

他は作家ご自身のご協力を頂きました。

特集一イタリア現代版両Hアキラ・イケ

ダギャラリー、

Mギャラリー、オリジナ

ル・ワン・ファインア|ツ、ギャラリー

卜川、グラフィック・アーチス、フジテ

レビ・ギャラリー

東京新聞Hイタリア現代版州、

0・ルドン

赤川版同工房

H相笠HH義

ギヤルリ

lヴィヴアン日黒木良典

クリスティ

lズ川同古康雄

スペース日川古原英雄

養清堂両廊H黒問茂樹、村井正誠

272

編集長

スタッフ

高橋常昭

佐藤徹也

松山龍雄

山田彰宏

新長佳明

清水路恵

中込真弓

庄司千絵

殿水将人

千葉且淳子

j

J

!

結城HH

中岡一貴

一γ一五三東京都目黒区上目黒

同ー一一一

O|一一一

(O一二)七一五|二

O一二六|(代)

FAX(O一一一)七一九|二三三一

O|一二

O六同五

印刷阿部写真印刷株式会社

O六

O円

(本体二、

000円・税六

O円)

表紙デザイン

本文デザイン