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「自然の因果関係」 を基盤とし、「世の中に貢献できる研究」を遂行します。 「工学かつ理学的なセンスを磨く」「論理的思考に基づく発信力の養成」「人柄のよい研究者・技術者の輩出」 卒業研究と研究室行事 地球上の物質循環の解明に関する研究 環境浄化・改善に関する研究 バイオエネルギーに関する研究 石油を中心とする化石燃料からの脱却は、21世紀前半に必ず実現させなければなりません。これは、全世界の大 きな課題です。再生可能なバイオエネルギーは大きな柱の一つになります。バイオマスと生物機能を駆使した、新し いエネルギーの研究開発にとりくみます。 ★溶菌性糸状菌を用いた木質バイオマスからのグルコース生産 ★新規バイオエネルギーの探索および関連生物機能の解明 地球上の物質循環は生物・生命活動と深く関わっていますが、まだまだ未知の世界です。この循環を理解することは、 食の安全・安心や環境改善につながり、そして人類に豊かさをもたらすことに通じます。基盤となる物質循環系を明らか にし、その物質循環に関与する新しい生物を見つけ出します。さらに、その生物機能を遺伝子レベルまで掘り下げて解 析を進めていきます。 ★窒素、リン酸、カリウム、炭素循環系の解析および関連生物機能の分子生物学的解明(土壌および水圏環境) ★植物工場における物質循環系の実践(経済産業省プロジェクト) ★バイオマスペプチドの生理活性機能の解明および新規生理活性ペプチドの研究開発 汚れた環境を修復すること、また今の環境をより良くしていくことは地球にとって重要な課題です。環境中での難分 解物質を分解してくれる微生物を探索し、それらの機能を遺伝子レベルで解析していきます。そして、環境修復や浄化、 また改善のために微生物の機能を最大限発揮させる技術を研究開発します。 ★石油分解菌における石油分解メカニズムの分子生物学的解析 ★環境調和による環境微生物の活性化および高レベル維持 共生・循環型社会を目指した生物機能の解析・応用担当者:久保 幹、松宮芳樹 http://www.ritsumei.ac.jp/lifescience/skbiot/kubo/LAB.html2009 1研究報告会 卒業研究の進捗状況を各自発表し、研究室全員でDiscussionを行うことにより、研究の方向性やアイデアを決めていきます (発表は3週に1回)。研究力とプレゼンテーション能力の向上を約束します。 2 文献講読会 各自の研究に関連のあるものや興味のある英語文献を読み、研究論文を紹介します( 4 回生は年一回発表)。研究理解力、 研究企画力および発表力が飛躍的に養成されます。 3共同ゼミ 院生が発表する他研究室との合同セミナーです(月1回)。研究の視野が大きく広がります。 4その他行事 中間報告会(年3回)、各種懇親会(年3回)、また各種スポーツイベントも時々開催しております。8月と3月は研究室行事はあり ませんので、自由に休暇を取ることができます。もちろん研究をしても構いません。 環境診断技術に関する研究 多くの生物が共存できる地球環境を構築し、そして持続させることは人類最大のミッションといっても過言ではありま せん。このためには、生物が本当に気持ちよく生息しそして元気に生長していっているという情報を知ることが重要にな ります。この手がかりを得るために生物活性や物質代謝を指標とした独自の環境診断技術を構築していきます。 ★土壌環境の物質循環に関する定量的診断手法の開発 ★植物の有機品質診断手法の開発

生物機能工学研究室 - ritsumei.ac.jp · 理 念 「自然の因果関係」を基盤とし、「世の中に貢献できる研究」を遂行します。 「工学かつ理学的なセンスを磨く」「論理的思考に基づく発信力の養成」「人柄のよい研究者・技術者の輩出」

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Page 1: 生物機能工学研究室 - ritsumei.ac.jp · 理 念 「自然の因果関係」を基盤とし、「世の中に貢献できる研究」を遂行します。 「工学かつ理学的なセンスを磨く」「論理的思考に基づく発信力の養成」「人柄のよい研究者・技術者の輩出」

理 念「自然の因果関係」 を基盤とし、「世の中に貢献できる研究」を遂行します。

「工学かつ理学的なセンスを磨く」「論理的思考に基づく発信力の養成」「人柄のよい研究者・技術者の輩出」

卒業研究と研究室行事

地球上の物質循環の解明に関する研究

環境浄化・改善に関する研究

バイオエネルギーに関する研究

石油を中心とする化石燃料からの脱却は、21世紀前半に必ず実現させなければなりません。これは、全世界の大きな課題です。再生可能なバイオエネルギーは大きな柱の一つになります。バイオマスと生物機能を駆使した、新しいエネルギーの研究開発にとりくみます。

★溶菌性糸状菌を用いた木質バイオマスからのグルコース生産

★新規バイオエネルギーの探索および関連生物機能の解明

地球上の物質循環は生物・生命活動と深く関わっていますが、まだまだ未知の世界です。この循環を理解することは、食の安全・安心や環境改善につながり、そして人類に豊かさをもたらすことに通じます。基盤となる物質循環系を明らかにし、その物質循環に関与する新しい生物を見つけ出します。さらに、その生物機能を遺伝子レベルまで掘り下げて解析を進めていきます。

★窒素、リン酸、カリウム、炭素循環系の解析および関連生物機能の分子生物学的解明(土壌および水圏環境)

★植物工場における物質循環系の実践(経済産業省プロジェクト)

★バイオマスペプチドの生理活性機能の解明および新規生理活性ペプチドの研究開発

汚れた環境を修復すること、また今の環境をより良くしていくことは地球にとって重要な課題です。環境中での難分解物質を分解してくれる微生物を探索し、それらの機能を遺伝子レベルで解析していきます。そして、環境修復や浄化、また改善のために微生物の機能を最大限発揮させる技術を研究開発します。

★石油分解菌における石油分解メカニズムの分子生物学的解析

★環境調和による環境微生物の活性化および高レベル維持

生 物 機 能 工 学 研 究 室-共生・循環型社会を目指した生物機能の解析・応用- 担当者:久保 幹、松宮芳樹

(http://www.ritsumei.ac.jp/lifescience/skbiot/kubo/LAB.html)2009

1. 研究報告会 :卒業研究の進捗状況を各自発表し、研究室全員でDiscussionを行うことにより、研究の方向性やアイデアを決めていきます(発表は3週に1回)。研究力とプレゼンテーション能力の向上を約束します。

2. 文献講読会 :各自の研究に関連のあるものや興味のある英語文献を読み、研究論文を紹介します(4回生は年一回発表)。研究理解力、研究企画力および発表力が飛躍的に養成されます。

3. 共同ゼミ :院生が発表する他研究室との合同セミナーです(月1回)。研究の視野が大きく広がります。

4. その他行事 :中間報告会(年3回)、各種懇親会(年3回)、また各種スポーツイベントも時々開催しております。8月と3月は研究室行事はありませんので、自由に休暇を取ることができます。もちろん研究をしても構いません。

環境診断技術に関する研究

多くの生物が共存できる地球環境を構築し、そして持続させることは人類最大のミッションといっても過言ではありません。このためには、生物が本当に気持ちよく生息しそして元気に生長していっているという情報を知ることが重要になります。この手がかりを得るために生物活性や物質代謝を指標とした独自の環境診断技術を構築していきます。

★土壌環境の物質循環に関する定量的診断手法の開発

★植物の有機品質診断手法の開発