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2017年度 4月入学・10月入学 国際環境工学研究科 大連特別選抜 学生募集要項 博士後期課程 公立大学法人 北九州市立大学大学院

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2017 年度

4 月入学・10 月入学

国際環境工学研究科

大連特別選抜

学生募集要項

博士後期課程

公立大学法人

北九州市立大学大学院

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目目目目 次次次次 ⅠⅠⅠⅠ 2017201720172017 年度年度年度年度 4444 月入学月入学月入学月入学 1.実施日程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2.募集人員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 3.出願資格 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 4.出願手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 5.試験スケジュールおよび選考方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 6.試験会場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 7.受験上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 8.合格発表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 9.入学手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 10.入学に関する経費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 11.授業料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 12.安全保障輸出管理について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

ⅡⅡⅡⅡ 2017201720172017 年度年度年度年度 10101010 月入学月入学月入学月入学 1.実施日程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 2.募集人員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 3.出願資格 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 4.出願手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 5.試験スケジュールおよび選考方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 6.試験会場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 7.受験上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 8.合格発表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 9.入学手続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 10.入学に関する経費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 11.授業料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 12.安全保障輸出管理について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

≪授業科目の概要≫≪授業科目の概要≫≪授業科目の概要≫≪授業科目の概要≫ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ○ 環境システム専攻 専門科目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 〃 特別研究科目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 ○ 環境工学専攻 専門科目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 〃 特別研究科目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 ○ 情報工学専攻 専門科目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 〃 特別研究科目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 ≪各専攻における履修コースの教育研究内容・特別指導教員≫≪各専攻における履修コースの教育研究内容・特別指導教員≫≪各専攻における履修コースの教育研究内容・特別指導教員≫≪各専攻における履修コースの教育研究内容・特別指導教員≫ ○ 環境システム専攻 環境化学プロセスコース ・・・・・・・・・・・・・・・ 25 〃 環境バイオシステムコース ・・・・・・・・・・・・・ 26 〃 環境資源システムコース ・・・・・・・・・・・・・・・ 27 ○ 環境工学専攻 機械システムコース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 〃 建築デザインコース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29 ○ 情報工学専攻 通信・メディア処理コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 〃 コンピュータシステムコース ・・・・・・・・・・・・・・・ 31

≪綴じ込み用紙≫ ○ 入学願書(様式1(2017.4入学用)(2017.10入学用)) ○ 受験票(様式2)、写真票(様式3)、宛名カード(様式4) ○ 研究領域等希望調査書(様式5) ○ 入学資格審査申請書(様式6)(入学資格事前審査希望者のみ提出分) ○ 英語試験免除申請書(様式7)(英語試験免除希望者のみ提出分)

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国際環境工学研究科国際環境工学研究科国際環境工学研究科国際環境工学研究科 アドミッションポリシーアドミッションポリシーアドミッションポリシーアドミッションポリシー 教育の理念・目標 求める人材 環境システム専攻

持続可能な発展を目指して、エネルギー・環境問題について正しい認識を持って社会に貢献できる高度な技術者・研究者及び教育者の育成を目指します。 環境システムについてより高度な専門的知識を活用でき、国際的な場で活躍できる高い能力を身に付けた研究者及び教育者の養成。 ○環境問題について幅広い関心を持っている人。 ○専攻する学問分野の知識を備え、高度な専門性を活用する努力をいとわない人。 ○創造力と自主性を備え、先端研究分野に挑戦する意欲を持っている人。 ○技術者・研究者に必要な一定の教養・倫理観を身につけている人。 ○日本語・英語のコミュニケーション能力の向上に意欲を持っている人。

環境化学 プロセス ○高機能触媒、環境調和型素材、機能性新材料等新規材料の研究開発や有害物質の化学的処理等、化学と関連した先進的な環境技術に関する研究開発能力の習得を目指している人。 環境バイオ システム ○環境バイオシステムについて極めて高度な専門的知識の習得を目指している人。 ○環境バイオシステムについて国際的な場で活躍できる高い能力を身につけ、研究者及び教育者を目指している人。 環境資源 システム ○持続可能な社会構築のためより高度な専門的知識の習得を目指している人。 ○環境保全・改善や資源循環などの問題解決、地域やアジア諸国をはじめとする発展途上国での環境社会システム構築のために国際的・学際的に活躍できる研究者及び教育者を目指している人。 ○学習に必要な広範かつ高度な基礎知識を有する人。 環境工学専攻 環境工学について高度な専門的知識を活用でき、国際的な場で活躍できる高い能力を身に付けた研究者及び教育者の養成。 機械システム ○機械工学に関する専門的な知識及び技術を修得しており、更に高度な専門性を身につけようとする意欲を持った人。 ○環境負荷の低減と経済発展の両立を“持続可能な開発”と捉えるとともに、高度な機械システム技術を活用しながら、国際的・学際的に活躍できる研究者及び教育者を目指している人。 建築デザイン ○未来へ繋がる建築を実現できるより高度な専門知識の習得を目指している人。 ○技術者倫理を理解した国際的・学際的に活躍できる研究者及び教育者を目指している人。 情報工学専攻 情報工学について高度な専門的知識を活用した課題抽出及び解決が自律的にでき、国際的な場で活躍できる高い能力を身に付けた研究者及び教育者の養成。 通信・ メディア処理 ○情報通信ネットワークの技術およびメディア処理技術について習得した高度な専門的知識の活用を目指している人。 ○国際的な場で活躍できる高い能力を身に付けた研究者及び教育者を目指している人。 コンピュータ システム ○VLSIシステム、制御システム、組込みシステムについて習得した研究者及び教育者を目指している人。 ○国際的な場で活躍できる高い能力を身に付けた研究者及び教育者を目指している人。

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ⅠⅠⅠⅠ 2017201720172017 年度年度年度年度 4444 月入学月入学月入学月入学 博士後期課程博士後期課程博士後期課程博士後期課程 1.1.1.1.実施日程実施日程実施日程実施日程 願 書 受 付 期 間 2016年 10月 17日(月)~11月 11日(金)必着 受 験 票 発 送 2016年 11月 15日(火)頃 試 験 日 2016年 12月 11日(日) ※荒天や災害等で試験を予定とおりに実施できない場合は、試験日程の変更を行う可能性があります。試験日程の変更を行う場合は、国際環境工学部のホームページでお知らせします。(http://www.kitakyu-u.ac.jp/env/) 試 験 会 場 ホテル日航大連 4階(中国大連中山区長江路 123号) 合 格 発 表 日 2016年 12月 21日(水) 入 学 手 続 期 間 2017年 1月 5日(木)~1月 13日(金)(予定) 2.募集人員2.募集人員2.募集人員2.募集人員 研 究 科 名 専 攻 ・コース名 募集人員 国際環境工学 研究科 環境システム専攻 環境資源システムコース 若干名 環境工学専攻 建築デザインコース 若干名 情報工学専攻

通信・メディア処理コース 若干名 コンピュータシステムコース 若干名

3.3.3.3.出願資格出願資格出願資格出願資格 大連特別選抜 日本の国籍を有しない者で、次の(1)から(3)までのいずれかに該当する者 (1) 修士の学位を有する者及び 2017年 3月 31日までに取得見込みの者 (2) 外国において、修士の学位に相当する学位を授与された者及び 2017 年 3 月 31 日までに授与される見込みの者 (3) 本研究科委員会において、個別の入学資格審査により、修士の学位を有する者と同等以上の学力があると認めた者で、24歳に達した者及び 2017年 3月 31 日までに満 24歳に達する者 *(注) (注)出願資格出願資格出願資格出願資格(3)(3)(3)(3)によって出願しようとする場合は事前に入学資格審査を行いますので、 【入学資格の事前審査について】(2ページ)を参照ください。 《入学に際しての留意事項》 入学手続き後に在留資格が「留学」でない場合(「短期滞在」「就学」等)は、速やかに法務省入国管理局で在留資格を「留学」に変更して下さい。 なお、在留資格が「留学」でない場合は、留学生に対する各種奨学金の対象にならないことがあります。

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【入学資格の事前審査について】(対象者のみ) 本研究科委員会が行う入学資格審査は、次のとおり出願前に個別に行います。詳しくは、下記までお問い合わせください。 ア 提出書類 ○ 入学願書(様式1) ○ 研究領域等希望調査書(様式5) ○ 入学希望理由書(A4 1枚程度 様式自由) ○ 入学資格審査申請書(様式6) ○ 大学等最終学歴の成績証明書 ○ これまでの業績や研究内容等を説明できるもの イ 審査受付期間 2016年 10月 14日(金) まで ウ 提出先 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 (「4.出願手続」を参照) エ 審査結果の通知 本人に郵送で通知します。 《問い合わせ先》 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 〒808-0135 北九州市若松区ひびきの 1 番 1 号 TEL : +81-93-695-3340 E-mail : [email protected]

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4.出願手続4.出願手続4.出願手続4.出願手続 出願者は、下記の提出書類を一括して、封筒(各自で用意して下さい)に入れ、窓口持参または郵送(EMS)により出願期間内に到着するように提出して下さい。 提出の際、封筒の裏に郵便番号、住所、氏名を記載して下さい。 (1) 出願期間 2016年 10月 17日(月)~11月 11日(金)必着 (2) 受付時間(土曜、日曜、祝日を除く)

(窓口受付)平日:午前 8時 30分 ~ 午後 4時 00分 (午後 0時 15分 ~ 午後 1時 15分は除く) (郵 送)2016年 11月 12日(土)以降に郵送により到着したものについては、

2016年 11月 10日(木)までの消印がある場合に限り受理します。 (2) 提出・郵送先 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 (〒808-0135 北九州市若松区ひびきの 1 番 1 号 TEL+81-93-695-3340)

(3) 提出書類関係(下記参照) 提出書類名 説 明 入 学 願 書 [様式 1

(2017.4入学用)]

本学所定の綴じ込み用紙を用いて、太枠内に必要事項を記入して下さい。(*両面とも記入) 縦 4cm×横 3cmサイズ、上半身、無帽、無背景、正面向きで、出願前 3ヶ月以内に撮影した写真の裏面に氏名を記入のうえ、所定の欄にしっかり貼付して下さい。白黒、カラーを問いません。 受 験 票 [様式 2] 本学所定の綴じ込み用紙を用いて、太枠内に必要事項を記入して下さい。 写 真 票 [様式 3]

本学所定の綴じ込み用紙に必要事項をもれなく記入してください。貼付写真については『入学願書』の説明に同じです。 宛 名 カ ー ド [様式 4]

本学所定の綴じ込み用紙に受験票、合格通知・入学手続関係書類、入学許可証等を受け取る郵便番号、住所、氏名(本人名に限る)を正確に記入して下さい。それぞれの書類の送付先住所が同じ場合は、チェックボックスにチェックを入れ、「住所1」にのみ記入してください。 修 士 課 程 等 の 成 績 証 明 書

大学院修士課程を修了した者及び 2017年 3月 31日までに修了見込みの者は出身大学院発行の成績証明書を提出して下さい。 *大学院修士課程を修了していない者(2017年 3月に修了見込みの者を除く)は最終学歴の成績証明書を提出して下さい。 *日本語及び英語表記でない成績証明書は、必ず日本語または英語に訳したものを添付して下さい。 出願資格を証明する次のいずれかの書類

出身大学院等発行の修士課程修了証明書又は修了見込証明書(又は在学証明書) *外国等において日本の修士の学位に相当する学位を授与された者を含む 【修士の学位を有しない者について】 *本研究科委員会が実施する出願資格の事前審査により、送付される出願資格認定通知の写し 研究領域等希望 調査書[様式 5] 本学所定の綴じ込み用紙を用いて、自筆、楷書で記入して下さい。 *入学希望理由等については様式に従って作成したもの。 *必ず事前に*必ず事前に*必ず事前に*必ず事前に、希望する指導教員に連絡をすること。、希望する指導教員に連絡をすること。、希望する指導教員に連絡をすること。、希望する指導教員に連絡をすること。

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提出書類名 説 明

TOEIC公式認定証、TOEIC-IPテストスコアレポート、TOEFL-iBTスコアレポートのいずれかの書類 ※環境資源システムコース、通信・メディア処理コース、コンピュータシステムコースのみスコアの提出が必要です。

出願開始月より 24カ月以内に受験して得たものとします。 スコア提出を課しているコースの志願者はいずれかの書類を提出してください。(5.試験科目及び選考方法参照) ①TOEIC公開テストのスコア利用者は「Official Score Certificate(公式認定証)」の原本原本原本原本と写し写し写し写しを提出してください。 ②TOEIC-IPテスト(団体特別受験制度)のスコア利用者は、「スコアレポート(個人成績表)」の原本原本原本原本と写し写し写し写しを提出してください。 ③TOEFL-iBT のスコア利用者は、「受験者用スコアレポート受験者用スコアレポート受験者用スコアレポート受験者用スコアレポート」の原本原本原本原本と写写写写ししししを提出してください。 *TOEIC-IPテストのスコアは、本学主催または本学大学生協主催の ものに限り認めます。 *TOEFL-iBTのスコアは、必ず「受験者用スコアレポート」を提出し て下さい。「公式スコアレポート」は受け付けていません。 *提出された原本は、受験票送付時または試験当日に返却します。 *出願時に①~③の提出が間に合わない場合は、代わりにその受験票の受験票の受験票の受験票の写しを提出写しを提出写しを提出写しを提出の上、試験試験試験試験前前前前日日日日(土曜、日曜、祝日を除く)(土曜、日曜、祝日を除く)(土曜、日曜、祝日を除く)(土曜、日曜、祝日を除く)までにまでにまでにまでに①~③①~③①~③①~③のいずれかの原本と写しをのいずれかの原本と写しをのいずれかの原本と写しをのいずれかの原本と写しを提出提出提出提出してください。 *出願時にスコアを提出しているものに限り、試験前日(土曜日、日曜日、祝日を除く)までに高得点のスコアを提出することで、スコアの更新ができます。 入学検定料 (¥30,000) ※日本円に限る

入学検定料 30,000 円を下記の口座に振込み、「振込控のコピー」を願書と一緒に送付してください。 銀行名:福岡銀行 (The Bank of Fukuoka,Ltd) 銀行コード(Swift Code):FKBKJPJT 支店名:北九州営業部 (Kitakyushu Main office) 口座番号:2555152 受取人名:公立大学法人北九州市立大学理事長 石原進 (Kouritsudaigakuhoujin kitakyushushiritsudaigaku

Rijichou Ishihara Susumu) *海外送金時銀行手数料:送金人負担 注:注:注:注:海外送金時、手数料が差引かれ入金額に満たないケースが発生して海外送金時、手数料が差引かれ入金額に満たないケースが発生して海外送金時、手数料が差引かれ入金額に満たないケースが発生して海外送金時、手数料が差引かれ入金額に満たないケースが発生しています。不足分を振り込んでいただく際は、再度手数料がかかりますのでいます。不足分を振り込んでいただく際は、再度手数料がかかりますのでいます。不足分を振り込んでいただく際は、再度手数料がかかりますのでいます。不足分を振り込んでいただく際は、再度手数料がかかりますのでご注意ください。ご注意ください。ご注意ください。ご注意ください。

【出願上の注意】 ・出願受付後は、いかなる事情があっても出願内容の変更及び入学検定料の返還には応じられません。 ・虚偽の記載があった場合は、たとえ合格しても入学許可を取り消します。 ・いったん正当に受理した出願書類等は返却できません。 ・2017年 3月までに出願資格要件を満たす見込みで受験し合格した者が、所定の要件 を満たすことができなかった場合は、入学許可を取り消します。

【身体に障害を有する場合等の受験上の特別措置について】 身体に障害を有する場合等で、受験にあたり特別な措置を希望する志願者には、本学で対応できる範囲で、障害の程度等に応じた措置を取ります。このため事前に相談を行うことがありますので、すみやかにお申し出下さい。 《問い合わせ先》 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 〒808-0135 北九州市若松区ひびきの 1 番 1 号 TEL : +81-93-695-3340 E-mail : [email protected]

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5.試験スケジュール5.試験スケジュール5.試験スケジュール5.試験スケジュールおよび選考方法および選考方法および選考方法および選考方法

【試験スケジュール】

◆環境システム専攻

○環境資源システムコース 選抜区分 試験科目 時 間 大連特別選抜 英語(注 1)(注 2) - 口頭試問・面接(これまでの研究成果の発表および 当大学院での研究計画の発表を含める) (プロジェクタによる発表形式) 9:00~ ※試験は英語で行います。解答もすべて英語で行う必要があります。 (注 1)英語英語英語英語の試験の試験の試験の試験ははははありませんが、ありませんが、ありませんが、ありませんが、TOEICTOEICTOEICTOEICスコアまたはスコアまたはスコアまたはスコアまたは TOEFLTOEFLTOEFLTOEFLスコアの提出を課しますスコアの提出を課しますスコアの提出を課しますスコアの提出を課します。 (注 2)英語査読論文を有する実績、学歴、研究経歴等により免除することがあります(6ページ参照)。

◆環境工学専攻

○建築デザインコース 選抜区分 試験科目 時 間 大連特別選抜 口頭試問・面接(これまでの研究成果の発表および 当大学院での研究計画のプロジェクタによる発表を含める。) 9:00~ ※試験は日本語または英語で行います。なお、日本語を選択した場合、英語の能力を確認することがあります。

◆情報工学専攻

○通信・メディア処理コース

○コンピュータシステムコース 選抜区分 試験科目 時 間 大連特別選抜 英語(注 1)(注 2) - 口頭試問・面接(これまでの研究成果の発表および 当大学院での研究計画の発表を含める) (OHPまたはプロジェクタによる発表形式) 9:00~ ※試験は英語で行います。解答もすべて英語で行う必要があります。 (注 1)英語英語英語英語の試験はありませんが、の試験はありませんが、の試験はありませんが、の試験はありませんが、TOEICTOEICTOEICTOEICスコアまたはスコアまたはスコアまたはスコアまたは TOEFLTOEFLTOEFLTOEFLスコアの提出を課しますスコアの提出を課しますスコアの提出を課しますスコアの提出を課します。 (注 2)英語査読論文を有する実績、学歴、研究経歴等により免除することがあります(6ページ参照)。

【選考方法】 試験科目結果、出願書類等を総合して行います。

※※※※試験科目の変更について(試験科目の変更について(試験科目の変更について(試験科目の変更について(2019201920192019 年度入学)年度入学)年度入学)年度入学)

2019年度入学者向けの大学院入試(2018年度実施)では、環境資源システムコースの試験科目が「英語(TOEICまたは TOEFLスコア提出)」、「口頭試問・面接」から、「口頭試問・面接」のみに変更になります。

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6666.... 試験会場試験会場試験会場試験会場 ホテル日航大連 4階(中国大連中山区長江路 123号, TEL : 0411-82529999 )

7.7.7.7. 受験上の注意受験上の注意受験上の注意受験上の注意

(1) 受験には必ず受験票を持参してください。受験票が試験日の 3 日前までに未着の場合は、学務第二課入学試験係([email protected])にご連絡ください。 (2) 遅刻は、試験開始後 20 分までに試験室に入室した者に限り認めます。ただし、面接の遅刻は認めません。 (3) 定期に運行している公共交通機関の大幅な遅れにより試験開始時刻に遅刻した場合には、所定の試験時間を確保して試験を行います。その際、公共交通機関を利用したことの証明のため、乗車時刻、到着時刻等をあらかじめメモしておいてください。 (4) 筆記具、腕時計(計算機能、翻訳機能、辞書機能等の多機能時計は厳禁)を持参して下さい。貸し出しは一切出来ません。 【英語試験免除のための査読論文審査について】(希望者のみ) 英語試験免除審査は、次のとおり出願前に個別に行います。詳しくは、下記までお問い合わせください。 ア 提出書類 ○ 入学願書(様式1) ○ 英語試験免除申請書(様式7) ○ 査読論文(コピー)※複数可 イ 審査受付期間 2016年 10月 14日(金) まで ウ 提出先 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 (「4.出願手続」を参照) エ 審査結果の通知 本人に郵送で通知します。 《問い合わせ先》 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 〒808-0135 北九州市若松区ひびきの 1 番 1 号 TEL : +81-93-695-3340 E-mail : [email protected] 8.8.8.8.合格発表合格発表合格発表合格発表 下記日時に、合格者の受験番号を掲示するとともに、合格者のみに合格通知を送付します。なお、受験者本人であっても、電話による合否に関する照会には一切応じられません。 合格発表日時

2016年 12月 21日(水)午前 9時(日本時間) (ホームページは午前 10時) 合格発表場所 北九州市立大学(ひびきのキャンパス)ウッドデッキテラス掲示板 北九州市立大学ホームページ (アドレス http://www.kitakyu-u.ac.jp/)

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9.入学手続9.入学手続9.入学手続9.入学手続 入学手続は、次の期間に本学ひびきのキャンパスにて行います。入学手続に関する詳細については「合格通知」送付の際にお知らせいたします。 入学手続期間 2017年 1月 5日(木)~1月 13日(金)(予定) ・いったん納入された入学金は、いかなる理由があっても返還できません。 ・期間内に入学手続を完了しなかった場合は、入学辞退として取扱います。理由の いかんを問わず、入学手続期間の延長は行いません。 ・期間内に、入学金の納入、必要書類の提出を完了した者に入学を許可します。 ・入学手続には、受験票が必要です。大切に保管しておいて下さい。

10101010.... 入学に関する入学に関する入学に関する入学に関する経費経費経費経費(注1) 種 別 金 額 備 考 入 学 金 北九州市内居住者 282,000円 (注2) 北九州市外居住者 423,000円 同 窓 会 50,000円 本学卒業生で、既に納めている方は不要 学生教育研究 災害傷害保険料 3ヵ年分 2,600円 (注1)経費は現行(2016年度入学者)の金額です。変更されることがあります。 (注2)北九州市内居住者とは、入学する本人又はその配偶者もしくは 2親等内の親族が、入学の前年度において北九州市の市民税納税義務者(又は、市民税非課税者)であり、かつ入学金納入のときまで引き続き北九州市内に住所を有する者をいいます。 なお、「入学の前年度において北九州市の市民税納税義務者(又は、市民税非課税者)」であるためには、2016年 1月 1日現在北九州市に在住していることが必要です。 ※同窓会費・保険料については、入学の必須条件ではありません。

11111111.授業料.授業料.授業料.授業料 年間授業料 535,800円

(1) 現行の金額です。在学中に授業料及び納入方法等の改定が行われた場合には、改定時から適用されることとなります。 (2) 授業料は、2期に分割して納入期限日(当日が金融機関休業日の場合は、翌営業日)に口座振替で納入していただきます。

12121212....安全保障輸出管理について安全保障輸出管理について安全保障輸出管理について安全保障輸出管理について 北九州市立大学では、「外国為替及び外国貿易法」に基づき、「北九州市立大学安全保障輸出 管理規定」を定め、外国人留学生の受け入れに際して厳格な審査を実施しています。 規制事項に該当する場合は、希望する教育が受けられない場合や研究ができない場合があり ますので、ご注意ください。 【参考】URL: 日本語 http://www.meti.go.jp/policy/anpo/ English http://www.meti.go.jp/policy/anpo/englishpage.html

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ⅡⅡⅡⅡ 2017201720172017 年度年度年度年度 10101010 月入学月入学月入学月入学 博士後期課程博士後期課程博士後期課程博士後期課程 1.1.1.1.実施日実施日実施日実施日程程程程 願 書 受 付 期 間 2016年 10月 17日(月)~11月 11日(金)必着 受 験 票 発 送 2016年 11月 15日(火)頃 試 験 日 2016年 12月 11日(日) ※荒天や災害等で試験を予定とおりに実施できない場合は、試験日程の変更を行う可能性があります。試験日程の変更を行う場合は、国際環境工学部のホームページでお知らせします。(http://www.kitakyu-u.ac.jp/env/) 試 験 会 場 ホテル日航大連 4階(中国大連中山区長江路 123号) 合 格 発 表 日 2016年 12月 21日(水) 入 学 手 続 期 間 2017年 7月 12日(水)~7月 19日(水)(予定) 2.募集人員2.募集人員2.募集人員2.募集人員 研 究 科 名 専 攻 ・コース名 募集人員 国際環境工学 研究科 環境システム専攻 環境資源システムコース 若干名 環境工学専攻 建築デザインコース 若干名 情報工学専攻

通信・メディア処理コース 若干名 コンピュータシステムコース 若干名

3.3.3.3. 出願資格出願資格出願資格出願資格 大連特別選抜 日本の国籍を有しない者で、次の(1)から(3)までのいずれかに該当する者 (1) 修士の学位を有する者及び 2017年 9月 30日までに取得見込みの者 (2) 外国において、修士の学位に相当する学位を授与された者及び 2017 年 9 月 30 日までに授与される見込みの者 (3) 本研究科委員会において、個別の入学資格審査により、修士の学位を有する者と同等以上の学力があると認めた者で、24歳に達した者及び 2017年 9月 30 日までに満 24歳に達する者 *(注) (注)出願資格出願資格出願資格出願資格(3)(3)(3)(3)によって出願しようとする場合は事前に入学資格審査を行いますので、 【入学資格の事前審査について】(9ページ)を参照ください。 《入学に際しての留意事項》 入学手続き後に在留資格が「留学」でない場合(「短期滞在」「就学」等)は、速やかに法務省入国管理局で在留資格を「留学」に変更して下さい。 なお、在留資格が「留学」でない場合は、留学生に対する各種奨学金の対象にならないことがあります。

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【入学資格の事前審査について】(対象者のみ) 本研究科委員会が行う入学資格審査は、次のとおり出願前に個別に行います。詳しくは、下記までお問い合わせください。 ア 提出書類 ○ 入学願書(様式1) ○ 研究領域等希望調査書(様式5) ○ 入学希望理由書(A4 1枚程度 様式自由) ○ 入学資格審査申請書(様式6) ○ 大学等最終学歴の成績証明書 ○ これまでの業績や研究内容等を説明できるもの イ 審査受付期間 2016年 10月 14日(金) まで ウ 提出先 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 (「4.出願手続」を参照) エ 審査結果の通知 本人に郵送で通知します。 《問い合わせ先》 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 〒808-0135 北九州市若松区ひびきの 1 番 1 号 TEL : +81-93-695-3340 E-mail : [email protected]

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4.出願手続4.出願手続4.出願手続4.出願手続 出願者は、下記の提出書類を一括して、封筒(各自で用意して下さい)に入れ、窓口持参または郵送(EMS)により出願期間内に到着するように提出して下さい。 提出の際、封筒の裏に郵便番号、住所、氏名を記載して下さい。 出願期間 2016年 10月 17日(月)~11月 11日(金)必着 (3) 受付時間(土曜、日曜、祝日を除く)

(窓口受付)平日:午前 8時 30分 ~ 午後 4時 00分 (午後 0時 15分 ~ 午後 1時 15分は除く) (郵 送)2016年 11月 12日(土)以降に郵送により到着したものについては、

2016年 11月 10日(木)までの消印がある場合に限り受理します。 (3)提出・郵送先 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 (〒808-0135 北九州市若松区ひびきの1番1号 TEL+81-93-695-3340) (4)提出書類関係(下記参照)

提出書類名 説 明 入 学 願 書 [様式 1 (2017.10入学用)]

本学所定の綴じ込み用紙を用いて、太枠内に必要事項を記入して下さい。(*両面とも記入) 縦 4cm×横 3cmサイズ、上半身、無帽、無背景、正面向きで、出願前 3ヶ月以内に撮影した写真の裏面に氏名を記入のうえ、所定の欄にしっかり貼付して下さい。白黒、カラーを問いません。 受 験 票 [様式 2] 本学所定の綴じ込み用紙を用いて、太枠内に必要事項を記入して下さい。 写 真 票 [様式 3]

本学所定の綴じ込み用紙に必要事項をもれなく記入してください。貼付写真については『入学願書』の説明に同じです。 宛 名 カ ー ド [様式 4]

本学所定の綴じ込み用紙に受験票、合格通知・入学手続関係書類、入学許可証等を受け取る郵便番号、住所、氏名(本人名に限る)を正確に記入して下さい。それぞれの書類の送付先住所が同じ場合は、チェックボックスにチェックを入れ、「住所1」にのみ記入してください。 修 士 課 程 等 の 成 績 証 明 書

大学院修士課程を修了した者及び 2017年 9月 30日までに修了見込みの者は出身大学院発行の成績証明書を提出して下さい。 *大学院修士課程を修了していない者(2017年 9月に修了見込みの者を除く)は最終学歴の成績証明書を提出して下さい。 *日本語及び英語表記でない成績証明書は、必ず日本語または英語に訳したものを添付して下さい。 出願資格を証明する次のいずれかの書類

出身大学院等発行の修士課程修了証明書又は修了見込証明書(又は在学証明書) *外国等において日本の修士の学位に相当する学位を授与された者を含む 【修士の学位を有しない者について】 *本研究科委員会が実施する出願資格の事前審査により、送付される出願資格認定通知の写し 研 究 領 域 等 希 望 調査書[様式 5] 本学所定の綴じ込み用紙を用いて、自筆、楷書で記入して下さい。 *入学希望理由等については様式に従って作成したもの。 *必ず事前に、希望する指導教員に連絡をすること。*必ず事前に、希望する指導教員に連絡をすること。*必ず事前に、希望する指導教員に連絡をすること。*必ず事前に、希望する指導教員に連絡をすること。

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提出書類名 説 明

TOEIC公式認定証、TOEIC-IPテストスコアレポート、TOEFL-iBTスコアレポートのいずれかの書類 ※環境資源システムコース、通信・メディア処理コース、コンピュータシステムコースのみスコアの提出が必要です。

出願開始月より 24カ月以内に受験して得たものとします。 スコア提出を課しているコースの志願者はいずれかの書類を提出してください。(5.試験科目及び選考方法参照) ①TOEIC公開テストのスコア利用者は「Official Score Certificate(公式認定証)」の原本原本原本原本と写し写し写し写しを提出してください。 ②TOEIC-IPテスト(団体特別受験制度)のスコア利用者は、「スコアレポート(個人成績表)」の原本原本原本原本と写し写し写し写しを提出してください。 ③TOEFL-iBT のスコア利用者は、「受験者用スコアレポート受験者用スコアレポート受験者用スコアレポート受験者用スコアレポート」の原本原本原本原本と写写写写ししししを提出してください。 *TOEIC-IPテストのスコアは、本学主催または本学大学生協主催の ものに限り認めます。 *TOEFL-iBTのスコアは、必ず「受験者用スコアレポート」を提出し て下さい。「公式スコアレポート」は受け付けていません。 *提出された原本は、受験票送付時または試験当日に返却します。 *出願時に①~③の提出が間に合わない場合は、代わりにその受験票の受験票の受験票の受験票の写しを提出写しを提出写しを提出写しを提出の上、試験試験試験試験前前前前日日日日(土曜、日曜、祝日を除く)(土曜、日曜、祝日を除く)(土曜、日曜、祝日を除く)(土曜、日曜、祝日を除く)までにまでにまでにまでに①~③①~③①~③①~③のいずれかの原本と写しをのいずれかの原本と写しをのいずれかの原本と写しをのいずれかの原本と写しを提出提出提出提出してください。 *出願時にスコアを提出しているものに限り、試験前日(土曜日、日曜日、祝日を除く)までに高得点のスコアを提出することで、スコアの更新ができます。 入学検定料 (¥30,000) ※日本円に限る

入学検定料 30,000 円を下記の口座に振込み、「振込控のコピー」を願書と一緒に送付してください。 銀行名:福岡銀行 (The Bank of Fukuoka,Ltd) 銀行コード(Swift Code):FKBKJPJT 支店名:北九州営業部 (Kitakyushu Main office) 口座番号:2555152 受取人名:公立大学法人北九州市立大学理事長 石原進 (Kouritsudaigakuhoujin kitakyushushiritsudaigaku

Rijichou Ishihara Susumu) *海外送金時銀行手数料:送金人負担 注:海外送金時、手数料が差引かれ入金額に満たないケースが発生して注:海外送金時、手数料が差引かれ入金額に満たないケースが発生して注:海外送金時、手数料が差引かれ入金額に満たないケースが発生して注:海外送金時、手数料が差引かれ入金額に満たないケースが発生しています。不足分を振り込んでいただく際は、再度手数料がかかりますのでいます。不足分を振り込んでいただく際は、再度手数料がかかりますのでいます。不足分を振り込んでいただく際は、再度手数料がかかりますのでいます。不足分を振り込んでいただく際は、再度手数料がかかりますのでご注意ください。ご注意ください。ご注意ください。ご注意ください。

【出願上の注意】 ・出願受付後は、いかなる事情があっても出願内容の変更及び入学検定料の返還には応じられません。 ・虚偽の記載があった場合は、たとえ合格しても入学許可を取り消します。 ・いったん正当に受理した出願書類等は返却できません。 ・2017年 9月までに出願資格要件を満たす見込みで受験し合格した者が、所定の要件 を満たすことができなかった場合は、入学許可を取り消します。

【身体に障害を有する場合等の受験上の特別措置について】 身体に障害を有する場合等で、受験にあたり特別な措置を希望する志願者には、本学で対応できる範囲で、障害の程度等に応じた措置を取ります。このため事前に相談を行うことがありますので、すみやかにお申し出下さい。 《問い合わせ先》 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 〒808-0135 北九州市若松区ひびきの 1 番 1 号 TEL : +81-93-695-3340 E-mail : [email protected]

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5.試験スケジュールおよび選考方法5.試験スケジュールおよび選考方法5.試験スケジュールおよび選考方法5.試験スケジュールおよび選考方法

【試験スケジュール】

◆環境システム専攻

○環境資源システムコース 選抜区分 試験科目 時 間 大連特別選抜 英語(注 1)(注 2) - 口頭試問・面接(これまでの研究成果の発表および 当大学院での研究計画の発表を含める) (プロジェクタによる発表形式) 9:00~ ※試験は英語で行います。解答もすべて英語で行う必要があります。 (注 1)英語の試験はありませんが、英語の試験はありませんが、英語の試験はありませんが、英語の試験はありませんが、TOEICTOEICTOEICTOEICスコアまたはスコアまたはスコアまたはスコアまたは TOEFLTOEFLTOEFLTOEFLスコアの提出を課しますスコアの提出を課しますスコアの提出を課しますスコアの提出を課します。 (注 2)英語査読論文を有する実績、学歴、研究経歴等により免除することがあります(13 ページ参照)。

◆環境工学専攻 ○建築デザインコース 選抜区分 試験科目 時 間 大連特別選抜 口頭試問・面接(これまでの研究成果の発表および 当大学院での研究計画のプロジェクタによる発表を含める。)

9:00~ ※試験は日本語または英語で行います。なお、日本語を選択した場合、英語の能力を確認することがあります。

◆情報工学専攻 ○通信・メディア処理コース

○コンピュータシステムコース 選抜区分 試験科目 時 間 大連特別選抜 英語(注 1)(注 2) - 口頭試問・面接(これまでの研究成果の発表および 当大学院での研究計画の発表を含める) (OHPまたはプロジェクタによる発表形式) 9:00~ ※試験は英語で行います。解答もすべて英語で行う必要があります。 (注 1)英語の試験はありませんが、英語の試験はありませんが、英語の試験はありませんが、英語の試験はありませんが、TOEICTOEICTOEICTOEICスコアまたはスコアまたはスコアまたはスコアまたは TOEFLTOEFLTOEFLTOEFLスコアの提出を課しますスコアの提出を課しますスコアの提出を課しますスコアの提出を課します。 (注 2)英語査読論文を有する実績、学歴、研究経歴等により免除することがあります(13 ページ参照)。

【選考方法】 試験科目結果、出願書類等を総合して行います。

※試験科目の変更について(※試験科目の変更について(※試験科目の変更について(※試験科目の変更について(2019201920192019 年度入学)年度入学)年度入学)年度入学)

2019年度入学者向けの大学院入試(2018年度実施)では、環境資源システムコースの試験科目が「英語(TOEICまたは TOEFLスコア提出)」、「口頭試問・面接」から、「口頭試問・面接」のみに変更になります。

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6666.... 試験会場試験会場試験会場試験会場 ホテル日航大連 4階(中国大連中山区長江路 123号, TEL : 0411-82529999 )

7.7.7.7. 受験上の注意受験上の注意受験上の注意受験上の注意

(1) 受験には必ず受験票を持参してください。受験票が試験日の 3 日前までに未着の場合は、学務第二課入学試験係([email protected])にご連絡ください。 (2) 遅刻は、試験開始後 20 分までに試験室に入室した者に限り認めます。ただし、面接の遅刻は認めません。 (3) 定期に運行している公共交通機関の大幅な遅れにより試験開始時刻に遅刻した場合には、所定の試験時間を確保して試験を行います。その際、公共交通機関を利用したことの証明のため、乗車時刻、到着時刻等をあらかじめメモしておいてください。 (4) 筆記具、腕時計(計算機能、翻訳機能、辞書機能等の多機能時計は厳禁)を持参して下さい。貸し出しは一切出来ません。 【英語試験免除のための査読論文審査について】(希望者のみ) 英語試験免除審査は、次のとおり出願前に個別に行います。詳しくは、下記までお問い合わせください。 ア 提出書類 ○ 入学願書(様式1) ○ 英語試験免除申請書(様式7) ○ 査読論文(コピー)※複数可 イ 審査受付期間 2016年 10月 14日(金) まで ウ 提出先 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 (「4.出願手続」を参照) エ 審査結果の通知 本人に郵送で通知します。 《問い合わせ先》 北九州市立大学事務局学務第二課入学試験係 〒808-0135 北九州市若松区ひびきの 1 番 1 号 TEL : +81-93-695-3340 E-mail : [email protected] 8.合格発表8.合格発表8.合格発表8.合格発表 下記日時に、合格者の受験番号を掲示するとともに、合格者のみに合格通知を送付します。なお、受験者本人であっても、電話による合否に関する照会には一切応じられません。 合格発表日時

2016年 12月 21日(水)午前 9時(日本時間) (ホームページは午前 10時) 合格発表場所 北九州市立大学(ひびきのキャンパス)ウッドデッキテラス掲示板 北九州市立大学ホームページ (アドレス http://www.kitakyu-u.ac.jp/)

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9.入学手続9.入学手続9.入学手続9.入学手続 入学手続は、次の期間に本学ひびきのキャンパスにて行います。入学手続に関する詳細については「合格通知」送付の際にお知らせいたします。 入学手続期間 2017年 7月 12日(水)~7月 19日(水)(予定) ・いったん納入された入学金は、いかなる理由があっても返還できません。 ・期間内に入学手続を完了しなかった場合は、入学辞退として取扱います。理由の いかんを問わず、入学手続期間の延長は行いません。 ・期間内に、入学金の納入、必要書類の提出を完了した者に入学を許可します。 ・入学手続には、受験票が必要です。大切に保管しておいて下さい。

10101010.... 入学に入学に入学に入学に関する関する関する関する経費経費経費経費(注1) 種 別 金 額 備 考 入 学 金 北九州市内居住者 282,000円 (注2) 北九州市外居住者 423,000円 同 窓 会 50,000円 本学卒業生で、既に納めている方は不要 学生教育研究 災害傷害保険料 3ヵ年分 2,600円 (注1)経費は現行(2016年度入学者)の金額です。変更されることがあります。 (注2)北九州市内居住者とは、入学する本人又はその配偶者もしくは 2親等内の親族が、入学の前年度において北九州市の市民税納税義務者(又は、市民税非課税者)であり、かつ入学金納入のときまで引き続き北九州市内に住所を有する者をいいます。 なお、「入学の前年度において北九州市の市民税納税義務者(又は、市民税非課税者)」であるためには、2016年 1月 1日現在北九州市に在住していることが必要です。 ※同窓会費・保険料については、入学の必須条件ではありません。

11111111.授業料.授業料.授業料.授業料 年間授業料 535,800円 (1) 現行の金額です。在学中に授業料及び納入方法等の改定が行われた場合には、改定時から適用されることとなります。 (2) 授業料は、2期に分割して納入期限日(当日が金融機関休業日の場合は、翌営業日)に口座振替で納入していただきます。

12121212....安全保障輸出管理について安全保障輸出管理について安全保障輸出管理について安全保障輸出管理について 北九州市立大学では、「外国為替及び外国貿易法」に基づき、「北九州市立大学安全保障輸出 管理規定」を定め、外国人留学生の受け入れに際して厳格な審査を実施しています。 規制事項に該当する場合は、希望する教育が受けられない場合や研究ができない場合があり ますので、ご注意ください。 【参考】URL: 日本語 http://www.meti.go.jp/policy/anpo/ English http://www.meti.go.jp/policy/anpo/englishpage.html

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≪授業科目の概要≫ 博士後期課程 修了に必要な単位は 12単位以上 ≪内訳≫ ・ 専門科目から 6単位以上修得すること。(専攻を横断して修得することが可能) ・ 特別研究科目の 6単位を修得すること。 ※カリキュラム改編時にあたり、一部変更される可能性があります。

【環境システム専攻】 <<専 門 科 目>>(各 2 単 位) ● 高分子材料化学特論 ● 生態系管理学特論 ● 固体材料化学特論 ● 環境生物学特論 ● 分離精製工学特論 ● 地球化学特論 ● 分光分析特論 ● 都市環境マネジメント特論 ● エネルギー化学特論 ● 環境政策特論 ● 反応設計工学特論 ● 環境経営戦略特論 ● 化学反応工学特論 ● 環境情報システム特論 ● プロセス設計学特論 ● 環境化学特論 ● 応用触媒工学特論 ● 環境保全工学特論 ● 先端材料システム特論 ● 資源循環技術特論 ● 環境材料工学特論 ● 水圏環境工学特論 ●環境化学プロセス特別講義 ● 地球環境戦略特論 ● 環境応答生理学特論 ● 地圏環境修復特論 ● 微生物機能学特論 ● 生産工程学特論 ● 生物物理特論 ● リサイクル工学特論 ● 計算化学特論 ● 健康リスク学特論 ● 生体材料特論 ● 省資源衛生工学特論 ● 生物センサー工学特論 ● 分子細胞生物学特論 <<特 別 研 究 科 目>>(6 単 位) ● 特別研究 (下線) 下線の授業科目は、英語でも講義を行う授業科目を示す。

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【環境工学専攻】 <<専 門 科 目>>(各 2 単 位) ● 熱動力システム特別講義 ● 世代間建築講究 ● 流動制御システム特別講義 ● 都市環境工学講究 ● 設計システム特別講義 ● 建築環境工学講究 ● システム工学特別講義 ● 建築構造学講究 ● ロボティクス特別講義 ● 建築構工法講究 ● 環境共生都市づくり講究 ● 環境設備システム講究 ● 居住環境設計学講究 ● 建築材料講究 ● 環境調和型材料工学講究 ● 低炭素建築都市デザイン講究 <<特 別 研 究 科 目>>(6 単 位) ● 特別研究 (下線) 下線の授業科目は、英語でも講義を行う授業科目を示す。 【情報工学専攻】 <<専 門 科 目>>(各 2 単 位) ● 適応信号処理特論 ● 組み合わせ最適化特論 ● 視覚情報処理特論 ● VLSI物理設計特論 ● パターン認識応用特論 ● 非線形最適化特論 ● 情報セキュリティ特論 ● 制御応用工学特論 ● 画像処理特論 ● 計測応用工学特論 ● 移動通信特論 ● システム制御理論特論 ● 情報通信特論 ● ネットワークアーキテクチャ特論 ●医用工学応用 <<特 別 研 究 科 目>>(6 単 位) ● 特別研究 (下線) 下線の授業科目は、英語でも講義を行う授業科目を示す。

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【【【【 環境システム専攻環境システム専攻環境システム専攻環境システム専攻 専門科目専門科目専門科目専門科目 】】】】 授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 高分子材料化学特論 高分子材料は、衣類、ゴム、プラスチックといった日用品から電子材料、ナノテク材料、バイオテクノロジー材料などの先進材料に至るまで幅広く用いられている。先進材料においては、高分子化合物の精密合成法は、不可欠な技術となっている。本講義では最先端の高分子精密合成法について、最近の研究例を中心に解説する。 固体材料化学特論 固体の構造と結合の関係、そして物性を左右する結晶と電子構造との相互作用を中心として講述する。結晶構造を紹介するとともに、イオン半径と格子エネルギーの概念を理解し、数多くの固体の性質と構造の関係について解明する。X 線回折法をはじめ、顕微鏡法、熱分析、磁気測定など固体の構造や物性をキャラクタライズ(特徴づけ)するための手法を学ぶ。結晶構造中の不純物原子により各種の欠陥が生じ、固体の化学的・物理的な性質に重大な影響を及ぼすことを理解する。最後に、有用な特性を示すいくつかの固体の合成法について紹介する。 分離精製工学特論 物質の分離精製は、環境中の種々の物質の精密な定性定量分析や、化学産業を支える高純度な物質を得るための重要な技術である。本講義では、これらの物質の分離精製法について、基礎概念から具体的な利用例について工学的な観点から学習する。 分光分析特論 本講義では、環境試料の構造同定、評価を行う上で前提となる X 線回折法やその他の機器分析手法を中心に、前処理技術となる分離分析手法も含め分析技法トピックスについて講義する。 エネルギー化学特論 地球環境問題の焦点となっている温暖化ガスの排出は、その殆どが化学反応を利用したエネルギーの製造とその使用に依っている。本講義では、化石燃料や再生可能エネルギーの工業的な利用、およびクリーンエネルギーやエネルギーリサイクルシステムの研究開発について理解を深めるために、平衡論と速度論の応用的な手法を学んでいく。最終的には、製造業の研究者・技術者として必須であるエネルギーの効率的製造と有効利用についての技術基盤および応用力を獲得する。 反応設計工学特論 環境問題を解決するために資源・エネルギー・石油化学・化学の分野における技術開発に化学の原理と方法論を駆使して取り組み、物質をつくる段階、すなわちプロセスの反応設計に注力して、汚染防止と産業の環境に調和した発展に寄与するのに有効な方法と原理を習得させ、将来型の環境工学の実践的専門研究者ないし学識リーダーを育成する。 化学反応工学特論 化学反応過程で起こる一連のプロセス、すなわち、分子間の衝突、衝突エネルギーによる分子の活性化、原子間の化学結合解離、原子の再配列、新たな原子間結合の生成、生成物分子の拡散、それぞれの過程について理論的に理解し、反応の条件がそれらに与える影響について学ぶ。さらに化学プロセス、特に固体触媒を用いる物質製造プロセスのいくつかを例にとり、固体表面での進行する化学反応に関する理論と触媒設計への役割について詳しく学ぶ。 プロセス設計学特論 化学反応や生物反応を用いた物質生産プロセスは、反応プロセスと分離精製プロセスに大別され、各プロセスの高効率化と並んで各プロセスの適切な組み合わせが重要である。特に、生産物の反応媒体中や副生成物からの分離精製プロセスは、プロセス全体のコストの2/3以上を占め、分離要素技術の適切な選択と最適化が生産プロセスの実用化を導くカギとなる。本講義では、化学反応と生物反応プロセスならびに分離精製プロセスの種類と操作方法および応用分野について、その実例を交えて解説する。 応用触媒工学特論 触媒は、化学反応プロセスには不可欠なものである。特に最近では環境改善技術に高性能触媒の出現が望まれている。この講義では触媒を利用したり、触媒プロセスに取り組もうとする場合の実践的知識として役に立つことを重要目的として、最先端の触媒について解説しながら講義する。 先端材料システム特論 ナノテクノロジーやバイオテクノロジーなどこれまでの材料技術の根幹を革新する新しい技術の進歩が著しく、 情報通信、 エネルギー、 環境、 医療などの多方面に影響を及ぼしている。本講義では、博士前期課程の先端材料システムをベースにこれまで開発されてきた先端材料の具体的な製造方法や定量・定性分析のための計測技術の実例について、最近の研究例から紹介を行う。

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授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 環境材料工学特論 金属材料、高分子材料、木質系材料、各種無機材料など、人類に多大の恩恵をもたらしてきた諸工業材料は、反面、その製造、利用、廃棄の段階を通じて公害や地球規模での環境問題の原因となっていて、特に大きな人口を抱える発展途上国の急速な経済発展とともに深刻な影響が明らかとなりつつある。ここでは、環境負荷を軽減する、あるいは積極的に環境を改善する材料またはそのプロセスの技術について、できるだけ最新の情報を紹介し、あるいは調査してもらうことにより、環境負荷を低減する技術を提言できるより高度の力を養う。 環境化学プロセス特別講義 近年の化学技術の急速な進歩に対応する為に、本講義では、最先端の化学プロセス、材料開発技術について、最新の研究を中心に解説し、実践的に役に立つ知識の習得を目指す。 環境応答生理学特論 国内外の最新の研究事例を紹介し、主として植物、微生物、原生生物が示す環境応答のメカニズムを議論する。特に生物が自然界における短期的あるいは中長期的な環境変動および環境汚染等の人為的な環境変化に対して示す生理的応答反応および生態系での異種生物間の相互作用を議論する。 微生物機能学特論 微生物は古くから発酵食品などに利用されてきたが、近年におけるバイオテクノロジーの急速な発展により、微生物の機能は食品・薬品工業、更には化学工業や環境浄化ビジネスなど様々な産業分野において応用されている。また微生物は高等動植物が存在できない極限環境にも幅広く生息している。このような特殊な微生物の機能を活用することが産業界から望まれており、本講義では微生物の様々な機能について理解を深め、微生物産業の将来を展望する能力を養う。 生物物理特論 生物物理のなかでも、放射光を用いた X 線小角散乱に焦点をあてて、その基礎理論から実際のデータ解析までを概説する。また、数学的操作のツールとしてのMathematicaに関しても習得を目指す。 計算化学特論 化学の諸現象を理解するためのツールとして、ますますその威力を発揮している計算化学について学ぶ。計算化学の基礎理論を理解するために、Excel を用いた分子軌道計算を試みる。さらに、代表的な計算化学ソフトを使って、計算目的に適した活用法を習得する。 生体材料特論 生体適合性材料は、医療器具、再生医療、人工臓器などの医療技術や細胞培養などの基礎研究分野において欠くことのできない材料である。本講義では、生体材料とは何か、人工材料と生体組織あるいは細胞間で起こる反応、生体適合性材料の種類とその特徴について理解する。さらに、バイオマテリアルの設計や利用などについて最新のトピックスを交えて、現在の動向の理解を深める。 生物センサー工学特論 細胞、遺伝子など生命情報の受容・伝達・処理の分子メカニズムを理解した上で、生命情報計測デバイス開発のための作製技術、ならびにバイオ素子・バイオ計測システムの設計コンセプトを修得する。本講義では(1) 生命情報の発現と分子メカニズム、(2)MEMS(マイクロエレクトロ・メカニカルシステム)技術によるマイクロ・ナノデバイスの生産方法、(3)バイオ素子・バイオエレクトロニクスシステムの設計事例 ①DNA センサ ② 細胞デバイス ③ 神経素子デバイス ④抗原-抗体センサ を中心に解説する。 生態系管理学特論 生態学を中心に、工学・農学・生物学など多角的な側面から生態系の保全や管理の手法について講述する。個体群や群集の機能、および化学的環境因子と生物機能との相互関連を中心とした観点から土壌環境や陸水環境が生物に及ぼす影響と生物の環境形成作用、ならびに細胞機能や分子生物学的観点からの生物・環境相互作用に関する研究について、最新の研究成果を含めて考究する。 環境生物学特論 水環境における自然現象と人為的要因に伴う汚濁現象、とくに富栄養化や有機汚染と生態系との関わりについて解説し、水質・底質管理や生態系保全、環境修復手法など、水環境問題への対応のあり方について議論する。また、環境変動が生態系に及ぼす影響を深く理解し、近年の国内およびアジアの国々における水環境問題に対する解決方法を議論する。

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授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 地球化学特論 地球の歴史において、約一万年前から現在に至るまで、私たちの気候環境はたいへん安定した時代である。地球温暖化が進行する中で、未来の地球気候システムがどのように変化していくのか。グリーンランドや南極の氷床で掘削されたコアには、急に訪れる寒さや暖かい気候への変化が示されている。地球の歴史から未来を考えることができる。地球の歴史の謎を紐解くためには安定同位体等の地球化学的な知識と技術が必要である。氷の中から発見する地球の歴史を知る面白さを述べる。 都市環境マネジメント特論 途上国の諸都市がそれぞれの置かれた状況を踏まえ、日本を始めとした環境対策の先行事例の成功と失敗を教訓として活かしていくことができれば、日本がかつて経験したような深刻な公害問題を回避することが可能である。さらに、後発性の有利さを活かすことによって、今後、効率的な環境対策の実施を行うことも可能である。そこで、環境問題の発生メカニズムとその対策について、日本及びアジアの諸都市の比較研究を行う。さらにアジアを中心とした途上国への移転可能性について考察する。 環境政策特論 国内外の学術雑誌等の資料を基に、環境政策に関する最新の動向をレビューし、その評価と今後の方向性をさぐる。授業では、各受講生が独自の環境分野をテーマに選定し、輪番制の発表・討論形式で進め、最終結果をレポートにまとめる。テーマの例としては、地球環境と環境マネジメント、地域環境と環境マネジメント、企業・組織における環境マネジメントシステム、環境影響評価の実際と課題、途上国の開発と環境、環境国際協力等が挙げられる。 環境経営戦略特論 環境に対して企業は、従前の受動的な対応から、能動的・積極的対応へと変化している。具体的には、エンドオブパイプ技術が中心であった環境ビジネスが、環境調和型製品の設計・生産、循環型・ゼロエミッション型技術の事業化、さらに環境対応型社会システムの一端を担う金融・情報といったサービス産業へと拡大・展開している。本講義では、環境に配慮した経営戦略や商品開発について実践的な手法を学ぶ。 環境情報システム特論 環境シミュレーションや地理情報システム(GIS)の発達、国土数値情報や植生データ等デジタルデータベースの整備、センサ・無線技術を活用した環境モニタリング手法の普及など、環境情報システム技術は急速に発展・進化している。研究論文、シンポジウムや展示会、もしくは企業訪問によって、技術開発や適用事例の最新状況を調査し、現状課題の把握と今後の方策を議論する。 環境化学特論 化学物質の物理化学的性質や反応・分解性を理解し、それに基づき環境中に廃棄・放出された化学物質がどの様に環境中で移動拡散してヒトや生物に蓄積していくかを学ぶ。また、化学物質の最新の分析法と分析精度管理など化学物質濃度を得るために必要な知識や技術、ヒトや生物の化学物質暴露量の推計手法、暴露量と毒性値による化学物質のリスク評価など、を具体例を通して身につける。 環境保全工学特論 環境測定や環境保全、環境浄化、浄水処理、下水処理、各種産業廃水処理、廃棄物中間処理、廃棄物最終処分等、環境に関わる装置・プロセスについて、その原理や機能、特徴を理解すると共に、運転方法や維持管理方法、種々の問題とその解決方法について学ぶ。また、最新技術・装置の紹介や将来に向けた新たな環境装置・システムの設計、国情や地域の実情に適した環境装置・システムの設計を試みる。 資源循環技術特論 地球全体として持続可能な循環型社を構築するために、環境に著しい負荷を与えない合理的な廃棄物・排水処理システムを考えることが大切である。本科目ではシステムを最適化・評価するためのノウハウとして、シミュレーターを使いながら化学工学的なアプローチで廃棄物・排水処理システムを表現することを深く学ぶ。廃棄物・排水の成分は複雑で、その上、処理システムも様々なユニットプロセスで構成されている。プロセスコンピューティングのスキルによって、これらを数学的に理解し、適切なシステムを検討できるようになる。 水圏環境工学特論 地域の環境を水循環の視点から、要素である土地利用、降水、水流出、物質流出、受水域の応答、水質変化、利水から見た効率、海域への影響をまず理解し、要素を統合して、流域を単位とした地域のマネジメント手法を習得する。さらに、このマネジメント手法をアジアの開発地域あるいは国内の流域を一つ選択して、演習し、開発・利用と水環境の調和について、実態を検討できる能力を養う。

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授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 地球環境戦略特論 本講義では、環境と共生した持続可能な経済・社会システムのあり方について考察する。地球環境保全には、消費者、企業、地方自治体、国など、さまざまな主体が関わるが、それぞれの行動原理は異なり、協調して環境保全行動をとることは容易ではない。これらの主体同士の関わり、また、環境への影響をモデル化し、さまざまな環境政策の効果を予測するための手法を学ぶ。受講者による詳細なサーベイと発表を重視する。 地圏環境修復特論 土壌環境における自然現象と人為的な行為による影響、特に重金属や難分解性物質による汚染と生物相や人間への影響との関わりから、地圏環境問題への対応のあり方、実務としてのリスクマネジメントについてより高度に理解できるように学習する。さらに、アジア圏なども含め、土壌環境保全のための高度な技法とシステム的施策を構成できる基礎力を養う。 生産工程学特論 ものを生産する工程においては資源・エネルギーを高度に有効利用することが求められている。本講義では、高効率に生産する取り組みについて詳細を学び、最近取り組まれている高度な技術について実施例を挙げて討議する。全く新しく開発すべき技術・工法についても方向性を把握する。講義内容は、高度工程設計、複合工作機械、高度生産設計、高効率生産方式、高度品質管理・高度予防保全を含む。 リサイクル工学特論 循環型社会構築に必要なリサイクル技術分野での研究、開発の実例を紹介し、工学的な側面からの解説を行う。また、実用化されたリサイクル技術を紹介し、研究開発、技術開発の方向性について考える。講義内容は、リサイクルの考え方、前処理としての粉砕技術(破砕、粉砕)、物理的分離技術(ソーティング、比重、磁気、電気)、精製技術(アルミニウム、銅)、リサイクル技術紹介(自動車、家電、包装容器)を含む。 健康リスク学特論 水・大気・資源循環の特性と公衆衛生の係わりについて、環境対策に取り組む行政・企業関係者、また、環境技術の開発者としての活動に不可欠な知識を学ぶ。講義内容は、浄水処理と水質、飲料水のヒ素汚染、大気汚染と健康リスク、災害と健康リスク、疫学的研究の原理と実例を含む。さらに、現場で活用可能な知識を高めるために飲料水検査実習や北九州周辺地域の浄水や大気汚染モニタリング関連施設の見学を行う。受講者が行うサーベイや受講者同士の活発な議論により、健康リスクの管理について深く理解する。 省資源衛生工学特論 本講義では、発展途上国・新興国に適する省エネルギー(省資源)な衛生工学と浄水処理工学について学ぶ。講義内容は、上水道における省資源技術、日本における水処理の発展経緯、アジアの発展途上国排水処理の現状、省エネルギー・省資源型の水処理から構成される。さらに、各受講者に課題を割り当てて詳細なサーベイを行わせるとともに、受講者同士や担当教員と受講者との活発な議論により、将来を見据え、アジア各国に適した衛生工学の形態を探る。 分子細胞生物学特論 分子生物学や細胞生物学に関する最新の研究進展はめざましい。これを十分に理解するには最近の研究プロジェクトや論文を調査することが求 められる。この授業では、学生自身が、最近の研究プロジェクトやそれに関連する論文について調査し、プレゼンテーションと討議を通してこ の分野の最新の研究展開について深く理解することを目指す。さらに、今後の研究展開について考察し、それを紹介すると共に、提案書を作成 する。到達目標は、分子生物学・細胞生物学分野の研究について、自身で調査・検討することで深く理解すると共に、新しい研究や解決策を提 案できるようになること。 【【【【 環境システム専攻環境システム専攻環境システム専攻環境システム専攻 特別研究科目特別研究科目特別研究科目特別研究科目 】】】】 授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 特別研究 指導教員は、学生と協議して、学生の研究課題に応じた特別研究テーマを設定し、研究計画の作成及び研究方法等を学生の志向する専門領域、研究課題に応じた全般的な研究指導を行う。社会人の場合は、従来の業績や成果を考慮した研究、調査をテーマとして選ぶことができるものとする。

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【【【【 環境工学専攻環境工学専攻環境工学専攻環境工学専攻 専門科目専門科目専門科目専門科目 】】】】 授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 熱動力システム 特別講義 ガス動力システム及び蒸気動力システムについての熱力学的観点からの性能解析法を解説する。 ガス動力サイクルでは、オットーサイクルやディーゼルサイクルを基本とした内燃機関の燃焼現象について解説する。熱効率向上と有害排出物の低減技術として、現在注目されている HCCI燃焼についても言及する。 蒸気動力システムでは、ランキンサイクルを基本サイクルとして、実際のサイクルとの違いを理解し、熱効率を引き下げている原因を第 2法則解析を用いて明らかにする。さらに、コジェネレーションや複合動力サイクルなどの応用についても考察する。 流動制御システム 特別講義 流体の流れを制御し、運動する物体に働く流動抵抗を低減したり、流れのはく離を防止したり、あるいは流体機械の効率を高めたりすることは工学上極めて重要である。本講義では、境界層吸い込みや吹出し法、トリッピングワイヤ法など、従来からの流動制御システムに関して理解を深める。また、遷音速領域の翼性能を向上するための衝撃波のパッシブコントロール法や、騒音低減のためのアクティブノイズコントロール法など、最新の流動制御システムについて考究する。 設計システム特別講義 機械構造物の設計における、材料の変形、強度、破壊に関する材料力学等を包含するアドバント講義である。環境適合性の高い各種工業製品に関する最新の設計・加工技術について扱われる。そこで、機械構造物の安全性に関する最近の理論と技術について講義し、機械構造物の疲労損傷の検出、評価方法に関する最近の話題について触れ、最適設計法に関する最近の理論と技術に関する主要文献の討論する。 システム工学特別講義 システム工学はシステムの表現、解析、設計、制御、評価、最適化、信頼性、安全性などに関する学問である。本科目では、ロボットや自動車などの機械システムを対象として、主に文献の輪読を通して、システム工学に関する知識を深める。 ロボティクス特別講義 ロボットは様々な技術から構成されるシステムである。本講義では、ロボットの要素であるセンサ、アクチュエータおよび情報処理システムの詳細について述べる。また、各種ロボット応用についての紹介も行う。 環境共生都市づくり 講究 実際に行われた都市空間のデザインプロセスに関する実例からデザインプロセスの考え方、効果、難しさなどを講述する。また、建築設計と結びついた環境共生都市に関わる事例研究を通し、具体的な環境配慮型の設計手法を理解するとともに、サステイナブルシティやコンパクトシティなどの今日的な都市理論を学ぶ。これらの講義・演習により都市レベルでの環境共生のあり方について 理解を深めるとともに、さらに、最先端技術に関する情報交換や討論を行うことにより、この分野の新たな知識や思考力の修得と研究能力の養成を図る。 居住環境設計学講究 空間表現で用いられる様々なデザイン語彙を、意匠としての効果と形成される居住環境との関係について適切に評価できる能力を涵養するため、空間デザイン上の諸要因を文献調査やフィールドサーヴェイ等で抽出、分析する。分析した結果に基づく内容をテーマとするプログラムに取り組む。主に、音環境設計に関する分析およびシミュレーション技術や建築設計理論や地域計画理論に関連したより深い知識の習得と研究能力を養う。 環境調和型材料工学 講究 建築物を支える各種の建築材料・部材に関して、環境調和性を改善・向上させるための材料要素技術と要求性能を実現するための材料の組み合わせと選択に関する環境調和型材料設計と環境調和性の評価法について講究する。また、建築分野の先端材料である繊維強化複合材料とそれを用いた外断熱構法などの新材料・新構法について、ライフサイクルの視点から、長寿命性と資源循環性と環境調和性の鼎立を考慮した、合理的な寿命設定法に基づく環境調和型生涯設計法についても講究する。 世代間建築講究 建築の耐久性と耐震性の確保は、現在の我々に対する安全と安心と同時に、多くは会わないであろう未来の世代に対する責任である。このような世代間倫理の視点をミッションとする建築を世代間建築と呼ぶ。世代間建築を実現する上での、基礎的な世代間建築デザインツール、建築の仕組みとその特性および世代間建築構造のあり方を学ぶ。なお、前期課程の世代間建築特論を履修済みの学生に対しては、上記の内容に関連したより深い知識の習得と研究能力を養うためのプログラムを準備して講究する。

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授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 都市環境工学講究 都市環境工学領域に関連した最先端の研究テーマに関して、専門書や学術論文等を題材にしながら、基本知識を深めるとともに、洞察力・総合力の向上を図る。さらに学生が選択したテーマに関して、自主的な調査研究を行い、主体的に課題に対して取り組む能力を養成する。広範囲におよぶ都市環境工学に関連する諸問題を、研究課題の探索・吟味を含めて、多角的な視点から理解を深める。 建築環境工学講究 建築環境工学は快適性と省エネルギー性を満足する建築空間形成のために不可欠な学問・技術であり、近年、関連する研究・技術の進展は目覚しいものがある。本講義では、この分野の研究・技術の高度化等の動向を理解するとともに、建築的環境制御システム、特に建築熱環境工学および建築空気環境工学に関して、より深い知識の習得と研究能力を養う。また、最新の速報論文(複数)を選択して、研究の背景・目的・新知見・独創性などの観点から研究内容を解剖し、さらに、該当研究の学術的効果や意義について討議する。 建築構造学講究 本講義では、有限要素法の理論的な基礎を与えるばかりでなく、構造要素の基礎方程式や近似解法を与える変分原理を、弾性・塑性の基礎方程式と仮想仕事、補仮想仕事の原理や最小ポテンシャルエネルギの原理、単位仮想荷重法等との関係で理解してもらう。次に、これらの諸原理を種々の外力を受ける構造要素に適用し、挙動を支配する基礎微分方程式を求めて、式の意味するところを吟味するとともに、種々の問題の近似解析法に関して講義する。 建築構工法講究 建築構法は建物部位・部材のシステムであり、工法は施工段階における構法の実現方法である。これらは時代の要請に応じて刻々と変化する。従来の建築構法・工法の基本については学部で学ぶが、最新の構法・工法については学ぶ機会が少ない。本講義は時代を追いながら発展を遂げた建築構法や工法を紹介するとともに、これらの建築構法や工法が生まれた社会的・技術的な背景を学びながら、建築における構法・工法の変化・発展に関わる本質的な要素について講究する。 環境設備システム講究 今日、建築環境・設備の実務で課題になっている室内居住環境の改善(空気質、温熱環境など)、省エネルギーの実現、電力の平準化等つき現実の建物を例にして紹介する。更に、学んだことを基礎に、与えられた敷地・建物用途に応じた空調システムの計画の演習を行う。授業は一部英語文献・英会話にて行う。また、パソコンによる数値演算演習も含む。なお、前期課程の『環境設備システム論』を履修済みの学生に対しては、上記の内容に関連した、より深い知識の習得と研究能力を養うためのプログラムを準備する。 建築材料講究 建築材料学の中のコンクリート工学に焦点をあて、その特性について解説する。複合材料であるコンクリートの力学的性質および物理的性質をより詳しく学び、コンクリートに関する知識を深める。石炭灰や再生骨材などの廃棄物から取り出した材料を使用して、コンクリートを高品質化した実例を講述し、コンクリート工学に関する最新の研究動向を学ぶ。なお、前期課程の建築材料特論を履修済みの学生に対しては、上記の内容に関連したより深い知識の習得と研究能力を養うためのプログラムを準備して講究する。 低炭素建築都市 デザイン講究 前半は、低炭素型建築の事例研究、後半は、建築と結びついた低炭素型都市に関わる事例研究を行い、建築設計や都市デザインの分野で、どのように持続可能で低環境負荷型の設計が行われているかを理解する。建築自体で環境に配慮するだけでなく、都市及び街区全体で環境に配慮することの意味を学ぶ。 事例研究では、どのように環境配慮型の都市が形成されているか、具体的手法やそのような都市が生み出される背景まで踏み込み、議論する。

【【【【 環境工学専攻環境工学専攻環境工学専攻環境工学専攻 特別研究科目特別研究科目特別研究科目特別研究科目 】】】】 授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 特別研究 指導教員は博士論文作成に向けた研究指導を行うとともに、学生が自立して研究活動を行い得る能力の強化を目指す。すなわち、指導教員は、学生と協議しながら、学生の研究課題に応じた特別研究テーマの設定、研究計画の作成および研究方法等について指導するとともに、学位論文作成に至る各プロセスにおいて、学生の指向する専門領域、研究課題に応じた全般的な研究指導を行う。

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【【【【 情報工学専攻情報工学専攻情報工学専攻情報工学専攻 専門科目専門科目専門科目専門科目 】】】】 授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 適応信号処理特論 信号やシステム特性の変化に応じて、実時間的に処理システムを調整する適応信号処理手法は必要不可欠な信号処理技術となっている。本講義では、適応システムの設計方法、適応アルゴリズムの基本原理、収束特性解析、数値計算、各手法の性能比較に重点をおいて説明する。さらに、適応ディジタルフィルタ、適応干渉キャンセラ、適応等化器などの設計への応用技術を紹介し、適応信号処理の理論的原理と実用テクニックの理解を深める。 視覚情報処理特論 人間の視覚系は極めてユニークな視覚情報処理システムである。時々刻々と変化する複雑な3次元空間における膨大な画像データを、進化の過程で獲得した巧妙な手法により実時間で処理し、物体の色、形、動き、奥行きなどの情報を抽出している。ここでは、人間の視覚系に関する最新の研究を学ぶ。最初の3回は人間の視覚に関して概論を講義する。後半はゼミ形式で行う。担当者は最近の論文の内容を報告する。それに関して全員で討論する。 パターン認識応用特論 パターン認識技術の工学問題への応用に重点を置き、パターン認識技術を適用した様々な応用事例について解説する。講義の前半は、パターン認識問題に対する基本的なアプローチと最新の研究動向について整理し、後半は、パターン認識技術を適用した応用事例として、音声認識技術、画像認識技術等の具体的手法について解説する。また、近年、情報セキュリティ分野への応用として注目されているバイオメトリック認証技術について解説し、パターン認識を取り巻く技術の現状と今後の課題について解説する。 情報セキュリティ特論 情報セキュリティ技術の現状および将来の動向について講義する。具体的には、暗号認証技術の安全性評価に重点を置き、整数論や代数学などの数学的背景と各種技術の安全性の関係について詳説する。本講義を通じて、暗号認証技術の設計および評価に関する問題解決能力の習得を目指す。 画像処理特論 マルチメディア技術において重要なテーマである、「ネットワークストリーミングを陽に考慮した圧縮符号化技術」に関する事項を理論面、応用面から包括的に学ぶ。マルチメディアデータ構造、色空間変換手法、フィルタリングによる信号の無相関化などを理論、実践の両面から学修する。また JPEG、JPEG2000、MPEGの基盤技術であるコサイン変換、ウェーブレット変換、ハフマン符号化、算術符号化などを実際にプログラミング演習を通して学修する。 移動通信特論 移動通信技術について理論的に習得する。前半ではデジタル通信技術のための基礎数学を理解したあと無線伝送路、PSK等のデジタル変復調等について習得する。ここではこれらのデジタル通信方式の誤り率特性について理論的に導出する。次に携帯電話や無線LANなどで採用されている QAM 変調、スペクトル拡散通信や OFDM方式について理解する。また移動通信特有のマルチパスフェーディング伝送路でのこれらの通信方式の誤り率特性について比較・検討し、さらに実際の移動通信における回線設計方法についても習得する。 情報通信特論 情報の通信や記憶において重要となる符号を理解して実装まで行うには、正確さ以外に処理の高速化など効率の良い実装が要求される。そのためには、前提となる代数学の理解と様々な性質を適材適所で使いこなせることが不可欠となる。講義では、符号を表現するための有限体と演算の高速化を目的とする様々な基底について学修する。具体的には、多項式の因数分解と既約多項式の構成、有限体上の正規基底や最適正規基底が対象となる。

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授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 組み合わせ最適化特論 VLSI における設計自動化等の離散構造を持つ問題においては、組み合わせ最適化問題として定式化し、それを解くアルゴリズムを議論することが多い。本講義では、アルゴリズムの議論の基本である計算量の概念を紹介する。そして、その中でも実用上特に必要とされる NP 完全や NP 困難に属す問題への対処として広く利用されているi) 近似解法、ii) Simulated Annealing、iii) Genetic Algorithm などについて、その理論的な面も含めて講義する。 VLSI物理設計特論 VLSI は、今や数億トランジスタを 1 チップ搭載するほどに大規模化し、その設計は多数の高度な自動設計技術の集積により支えられている。本講義では、VLSI 物理設計(レイアウト設計)工程における現状の課題を捉え、その課題を克服するための回路分割、配置、配線アルゴリズム、配線遅延計算手法に関する最先端の自動設計技術を学ぶ。 非線形最適化特論 本講義では線形モデルでは取り扱えない広範囲の問題に適用できる非線形最適化のより進んだ理論の数学的基礎とそれに基づく最適性条件や双対性理論を制約付きの最適化も含めて議論する。最適化のアルゴリズムの一般的性質を述べ、1次元最適化と最急降下法やニュートン法などの基本的な降下法をより一般的な枠組みで述べ、 共役方向法、 準ニュートン法などについて講義する。2次計画や凸計画について VLSI設計など具体的な応用例とともに議論する。最新の半正定値計画、錘線形計画と 2次錘計画についても議論したい。 制御応用工学特論 「走る」「曲がる」「止まる」の基本性能の向上要求、さらには環境問題を背景として、自動車のコンピュータ制御化には目覚ましい進展が見られる。ここでは、内燃機関を用いた自動車、さらには電気モータ系を備えたハイブリッド車を念頭に置いた自動車の先端的制御について学ぶ。まず、車両運動を解析するための車両モデルについて学び、シミュレーションに基づく解析を行う。さらに、自動車制御システムの事例としてのエンジン制御、ステアリング制御、サスペンション制御、ブレーキ制御に適用される、現代制御手法を含めた先端的制御例を詳細に学ぶ。 計測応用工学特論 情報工学は、情報理論の他に、デバイス工学、アナログ・ディジタル回路工学、通信工学、計算機工学、信号処理などの幅広い技術を基礎として成り立つ工学である。また、これらの技術は、電気・電子計測技術、センサ技術、信号処理技術に基づく計測実験に支えられて成立する。本講義では、情報通信分野や計測制御分野などの題材を取り上げ、現状の課題やそのブレークスルーなど最先端の技術事情を踏まえて講義する。 システム制御理論特論 1980 年以降に展開されたロバストシステム制御理論の主要な成果を学ぶ。まず、制御対象の部分的な情報からその数学モデルを、不確かさを含むモデルとして記述する方法を理解する。次に、制御対象の不確かなモデルに基づいて、ロバストな制御システムを設計する方法を理解する。そして、制御対象の不確かさを含むモデル作成とロバストな制御システム設計の過程をシミュレーションし、結果を評価する。これらを通して、ロバストシステム制御理論の理解を深め、それを実践するとともに、その将来の展開を考察する。 ネットワークアーキテクチャ特論 インターネットなど情報通信に利用されるネットワークの機能構造をアーキテクチャの観点から体系的に学び、それらの基本的な考え方や設計手法について考察する。また、新世代ネットワークアーキテクチャに向けた最新の研究動向を紹介し、実践的なネットワークプログラミングを取り上げて理解を深める。 医用工学応用 生体からの信号を実際に取り込んで、解析•評価するまでの手法を学ぶ。また、各種信号処理等についても合わせて学ぶ。

【【【【 情情情情報報報報工学専攻工学専攻工学専攻工学専攻 特別研究科目特別研究科目特別研究科目特別研究科目 】】】】 授 業 科 目 名 講 義 等 の 内 容 特別研究 指導教員は博士論文作成に向けた研究指導を行うとともに、学生が自立して研究活動を行い得る能力の強化を目指す。すなわち、指導教員は、学生と協議しながら、学生の研究課題に応じた特別研究テーマの設定、研究計画の作成および研究方法等について指導するとともに、学位論文作成に至る各プロセスにおいて、学生の指向する専門領域、研究課題に応じた全般的な研究指導を行う。

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≪各専攻における履修コースの教育研究内容・研究指導教員≫ ※必ず事前に、各コースのメールアドレスに問い合わせること。※必ず事前に、各コースのメールアドレスに問い合わせること。※必ず事前に、各コースのメールアドレスに問い合わせること。※必ず事前に、各コースのメールアドレスに問い合わせること。 ※指導教員は変更となる場合があります。 ※希望する研究指導教員については、各コース長にご相談ください。 コース長のアドレスは下記の通りです。 《問合せ先メールアドレス》 ○環境システム専攻 環境化学プロセスコース [email protected] 環境バイオシステムコース [email protected] 環境資源システムコース [email protected] ○環境工学専攻 機械システムコース [email protected] 建築デザインコース [email protected] ○情報工学専攻(※2コース共通) 通信・メディア処理コース [email protected] コンピュータシステムコース [email protected]

環境システム専攻 先進国は資源とエネルギーを大量に消費し地球温暖化や資源枯渇、また、発展途上国は環境の劣化という地球環境問題を抱えています。これらの問題を緩和ないしは解消させるように各国が協力し合い、人類の持続的存続が可能になるようにしていくことが求められます。環境システム専攻では、資源、エネルギー、環境問題を俯瞰的にとらえ、相互に関連している問題をシステムとして取り扱って解決策を探るとともに、これらの問題をバイオ技術・化学技術面から、先進的技術を駆使して解決していくことが出来る人材を育成します。履修コースとしては、環境化学プロセス、環境バイオシステム、環境資源システムの3コースを設定しています。

【環境化学プロセスコース】 化学計測や分析などを利用した環境の化学的解析とその技術の開発、有用な物質の抽出や環境中の有害物質の分離技術の開発及び化学反応プロセスを利用した次世代型エネルギーの開発など物質の移動や反応に関する総合的な教育研究を行います。さらに、自然環境に調和した材料、新素材、機能性材料、環境低負荷型材料などの開発やリサイクル・再資源化処理法の実用化・普及を目的として、原子・分子レベルの極微小な構造から各種製品や社会インフラを支える構造物に至るまで様々なレベルでの材料開発、材料機能評価、材料資源循環などについて教育研究を行います。 教員名 研究テーマ・領域 朝見 賢二 固体触媒を用いる新規なクリーン燃料合成プロセスの開発 新燃料を用いるエネルギー化学システムの開発 秋葉 勇 高分子合成・構造・物性 天野 史章

光触媒・光電気化学に関する研究、光機能性材料や触媒の開発 太陽エネルギーの化学的変換システムの開発 西浜 章平 金属イオン等の分離・精製・回収に関する研究 有害汚染物質の分離除去に関する研究 山本 勝俊 新規多孔質材料の開発と触媒への応用、 有機-無機ハイブリッド材料の創成、材料合成、触媒工学

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教員名 研究テーマ・領域 吉塚 和治 リサイクル・希薄資源からのレアメタルの分離回収システムの開発 環境中からの有害物質の分離除去・無害化システムの開発 李 丞祐 有機・無機ナノハイブリッド膜 有機・無機ナノハイブリッド材料を用いた高感度センサ開発 匂いによる疾病診断技術および診断用デバイスの開発 黎 暁紅 触媒化学、バイオマスなどカーボン資源から石油代替燃料の合成

【環境バイオシステムコース】 遺伝子操作、生体触媒、機能性微生物などのミクロなバイオテクノロジーから、バイオマスエネルギー、生物地球化学的物質循環、ビオトープなどのマクロなバイオシステム工学まで、生物と関連した環境工学に関して総合的な教育研究を行います。環境修復への生物機能の利用と次世代型生物環境システムの構築に向けて、関連する分野で専門的能力を発揮できる技術者を養成します。 教員名 研究テーマ・領域 上江洲 一也 生物の特異的応答を利用した新規バイオセンサーの創製 細胞内情報経路を標的としたリン酸化タンパク質分離材料の創製 計算化学的アプローチによる分子認識材料の設計 生態系への影響を大幅に低減した林野火災用泡消火剤の開発 礒田 隆聡 バイオセンサチップによるアレルギー検査法の開発 バイオセンサによる細菌検査法の基礎研究 プロテインチップによる疾病予測の基礎研究 河野 智謙 DNA、ペプチド、細胞を利用したバイオセンシング、マイクロロボティクス、バイオエレクトロニクス LEDを利用した植物工場技術開発と植物と微生物の環境応答の研究 櫻井 和朗 多糖・DNA 複合体に関する基礎研究と遺伝子キャリヤーへの応用 シンクロトロンX線を用いた複合材料・ナノ材料の構造解析 中澤 浩二 細胞パターニング技術および細胞マイクロチップの開発 培養微小環境と細胞分化特性の解析 原口 昭 生態系における生物機能解析 環境機能的緑化技術の開発 有用土壌微生物の分離 生物環境アセスメント手法の開発 森田 洋 地域農作物の生理的機能性と新規用途開発 病原性微生物の新規制御法に関する研究 微生物の拮抗・共生作用に着目した新規混合培養法の確立

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【環境資源システムコース】 生産活動、地域開発、市民生活、エネルギー消費がもたらす環境へのインパクト、環境がもたらす人間・社会環境への影響を総合的に理解できる教育研究を目指すとともに、地域の陸圏、水圏、土壌圏の生態系を理解し、その保全・修復を図るために調査し、計画を立て、実際に設計できる能力を習得します。環境保全工学、資源循環技術、環境アセスメント、環境修復技術などの科学技術的な基盤と技法、環境政策や環境経済、国際標準などの社会科学的な基盤と技法を学びます。加えて、日本を含めたアジアの持続可能な発展のための都市環境マネジメントや地域社会システムのあり方、生態系保全の方法、環境国際協力についてもエコタウンなどの現場を活用して実践的な教育研究を行います。 教員名 研究テーマ・領域 伊藤 洋 土壌汚染防止技法の開発 大矢 仁史 有価物の回収を目的としたリサイクル技術開発 リサイクル技術開発とそのシステム評価に関する研究 加藤 尊秋 経済活動の環境・社会への影響解析 自然災害等に関する社会的なリスク評価と対策 寺嶋 光春 水資源循環利用プロセスの新技術の研究開発 用排水処理システムのモデル化とシミュレーション利用技術の研究 野上 敦嗣 環境シミュレーションとアセスメントに関する研究 インフラ材料の環境中劣化アセスメントと寿命予測に関する研究 二渡 了 地域環境マネジメントシステムに関する研究 東アジア地域における経済発展と環境問題に関する比較研究 松本 亨 循環型社会形成に向けた都市・社会システムの設計・評価に関する研究 アジアの都市環境マネジメントに関する研究 安井 英斉 微生物を用いた廃棄物系バイオマスの新資源化技術ならびに水処理プロセスの開発 廃棄物・水処理プロセスに関わるコンピューティングと数学モデルの開発

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環境工学専攻 環境問題は人類が英知を結集して解決すべき緊急の課題です。身の回りの生活環境問題から地球規模の環境問題まで、現代の複合化された環境問題を解決し、より豊かな環境を創造するためには、広い視野に立った的確な問題の把握と適切な対応が不可欠です。環境工学専攻では、学部組織の「機械システム工学科」、「建築デザイン学科」に関わる専門分野を統合・集約し、それぞれの学問分野での研究・教育の蓄積を積極的に活かしながら、従来の専門分野の枠組みを超えた柔軟な教育を行います。履修コースとしては、機械システム、建築デザインの2コースを設定しています。

【機械システムコース】 環境負荷の低減と経済発展の両立を“継続可能な開発(Sustainable Development)”と捉える視点及び環境改善を第一の目標とする視点を持つことのできる人材の育成を目指します。効率的なエネルギー変換、自然エネルギーの有効利用など、環境との調和を前提としたエネルギーシステムの構築や、環境、品質、安全・信頼性を考慮した設計法、さらに同様の理念の基に最適化された環境技術に関する教育研究を行います。本コースではそのようなグローバルな視点を持つ国際環境技術者の育成を目指します。様々な生産現場では、環境への対応を求められており、常に最新の情報・知識を学ぶことができ、社会人学生に対しても再教育の場を提供します。 教員名 研究テーマ・領域 泉 政明 燃料電池の性能・耐久性向上に関する研究 燃料電池性能の計測法に関する研究 井上 浩一 原子力・火力発電システム用熱交換器の高性能化に関する研究 電子機器の冷却技術に関する研究 岡田 伸廣 画像を用いる三次元計測を中心としたロボット・メカトロニクス技術の開発とその応用に関する研究 駆動部を持たないレーザー光走査装置の開発 複数の自己組織化マップの協調学習に関する研究 清田 高徳 安全で省エネルギーな機械システム制御法の開発と応用に関する研究 多目的意思決定手法を用いた制御系設計に関する研究 佐々木 卓実

大規模構造物の実用的な振動解析ツールの開発 機械・構造物のための振動制御装置に関する研究 趙 昌熙 生体機械工学、バイオトライボロジーに関する研究 臨床用人工関節の長寿命化・高性能化に関する研究 長 弘基 形状記憶合金の物性研究 形状記憶合金を用いた低温排熱回収システムの研究開発 形状記憶合金を用いたアクチュエータ・医療機器の研究開発 仲尾 晋一郎 圧縮性流れ場の非接触測定法の適用に関する研究 小型ウィンドタービンの高出力化に関する研究 宮里 義昭 圧縮性内部流れのチョーク現象に関する研究 レインボーシュリーレン偏向法の開発研究 村上 洋 マイクロ三次元形状測定機の開発 微細形状の高精度加工方法に関する研究 吉山 定見 イオンセンサを用いた燃焼センシング法の開発と応用に関する研究 乱流予混合火炎の計測とモデリングに関する研究

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【建築デザインコース】 地球環境時代の建築・都市・地域の創造と保全を目指して、居住環境設計、環境空間保全構造、都市建築エネルギーシステムなど、環境空間デザインに関する先端的かつ高度な知識と技術を修得させ、さらに関連する他分野の学問を学習することにより、建築や地域が抱える課題を個別的・専門的、総合的に解決できるスキルを獲得できるようにします。技術の分かるデザイナー、デザインの分かる技術者を養成します。 教員名 研究テーマ・領域 高 偉俊 建築・都市環境・計画・設計 建築・都市エネルギー・資源計画 アジア都市環境の研究 城戸 將江

鋼およびコンクリート充填鋼管構造の耐震設計法 鋼およびコンクリート充填鋼管構造の安定設計法 小山田 英弘 建築物および建設工事中の安全 建築物の維持管理と各種建築材料の再利用 暑中コンクリート工事 白石 靖幸 建築空間における温熱・空気環境制御 居住環境の健康性評価 建築・都市の総合環境性能評価 高巣 幸二 再生材料等を使用した高性能コンクリートの研究 建築材料としての副産物系粉体の改質技術の開発 建築材料の性能考慮型環境影響評価 DEWANCKER、 Bart Julien

都市計画に関する研究 環境共生建築・都市デザインに関する研究 ランドスケープ、都市及び建物緑化に関する研究 福田 展淳 建築計画学、都市計画学 低環境負荷のための建築設計・都市設計 建築デザイン研究、歴史的建築物に関する研究 龍 有二 建築における自然エネルギー利用 高齢者福祉施設の温熱環境と入居者の生理・心理

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情報工学専攻 高度情報化社会では、多様化したマルチメディア情報を場所・時間・媒体を意識することなく扱える情報通信環境が要求されます。このような情報通信環境の中で、複雑化するシステムを最適かつ総合的にデザインすることにより、新たな工学的価値が創造されます。情報工学専攻では“通信・メディア処理コース”及び“コンピュータシステムコース”における専門的な教育と研究を通じて、マルチメディア情報を人間が自然体で扱える情報通信環境のデザインを専門とする人材を育成します。履修コースとしては、通信・メディア処理、コンピュータシステムの2コースを設定しています。

【通信・メディア処理コース】 人間と環境は“情報・通信”によって互いに強く、そしてますます有機的に結合されようとしています。この基本認識に立って、本コースでは、知的な情報・通信システムをデザインする総合的な教育研究を行います。 研究対象は、情報通信ネットワーク技術、およびこれらを側面から支えるソフトウェア技術やセキュリティ技術、マルチメディア信号処理技術、人間工学的な視点を考慮した音声・画像信号処理技術、さらには適応信号処理技術などです。 本コースでは、情報通信ネットワーク技術およびメディア処理技術について総合的かつ学際的な教育研究を行い、高度情報化社会に柔軟に対応できる基礎学力と豊かな発想力を身につけた技術者・研究者を育成します。 教員名 研究テーマ・領域 上原 聡 情報理論、符号理論、情報セキュリティ:数学的背景に基づく符号の構成法や性能評価に関する研究 奥田 正浩 ディジタル信号処理技術を基礎にした、画像工学、コンピュータビジョン、CGの融合によるマルチメディア信号処理に関する研究 梶原 昭博 高速無線 LANや移動通信、電波応用システム、および屋内ミリ波無線伝送に関する研究 佐藤 敬 情報セキュリティ技術:特に暗号理論とその応用に関する研究 次世代型情報通信ネットワーク技術:特に分散システムおよびインターネット運用技術に関する研究 佐藤 雅之 心理物理学的実験手法を用いた人間の視覚情報処理メカニズムの解明、および両眼立体視による空間知覚特性、眼球運動時の視野統合機構に関する研究 永原 正章 数理情報学(人工知能、自動制御、機械学習など)および、それらを応用したロボット、ドローン、自動車の開発や画像処理、音楽音響処理などの研究 山崎 恭 パターン認識(音声・文書・画像認識)ならびにその情報セキュリティへの応用(バイオメトリック認証、電子透かし)に関する研究

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【コンピュータシステムコース】 高度情報化社会を支える情報処理システムを実現する上で VLSIシステムは必須のハードウェアである。微細加工技術の進展により VLSIチップの集積度は増加し続け、本格的なシステムオンチップ(SoC)時代が到来すると予想される。VLSIコンピュータの応用システムとして組込み・制御システムがあるが、その有効性と安全性を保証するのは組込みソフトウェア技術や制御技術である。本コースでは、VLSI システム及び組込みシステムの設計のための理論と技術を教育研究し、対象システムの解析・設計及び計測・制御に関する技術を身に付け、コンピュータシステムに関連する総合技術と幅広い高度な知識・判断力を持った技術者、研究者の養成を目指す。北九州地区は産業用ロボット関連企業、電子部品製造業、自動車産業及び関連企業があり、本コースの修了者は、これら企業における設計技術者、生産技術者などとして活躍できるものと期待される。 教員名 研究テーマ・領域 孫 連明 制御と信号処理分野において、数学モデルを構築するシステム同定の方法論、制御系設計と適応信号処理への応用に関する研究 高島 康裕 VLSI 設計自動化技術、特に回路分割、配置配線、クロック分配等の物理設計手法とその理論に関する研究 中武 繁寿 VLSI 設計自動化技術:特にレイアウト自動合成、配線モデリング、遅延解析、アナログ・ディジタル混載 LSI設計技術などに関する研究 堀口 和己 線形システムの実現と低次元化に関する研究 低次元制御器を用いた制御システムの設計に関する研究 システム同定に関する研究 松田 鶴夫 生体情報獲得 メカトロニクス制御 脳神経磁気•電気刺激 リハビリテーション応用技術 等に関する研究