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(作成:江澤良孝)
ANSYS/ED ver.9 ミニ実習
(1)ANSYS/ED の起動
ランチャーを起動.
「すべてのプログラム」→「ANSYS ED 9.0」→「ANSYS Product Launcher」
ランチャーが起動したら、「シミュレーション環境」と「プロダクト」を「ANSYS ED」にして「起動」
をクリック
(2)形状作成
(a)四角形の作成
①左側のメニューの中から「総合プリプロセッサ」→「モデリング」→「作成」→「エリア」→「四
角形」の順にクリック
②「座標値」をクリック
③対角 2 点の座標値(0,0)(150,100)を入力して、「OK」をクリック
注意:間違えて作成した場合は、それを削除して再作成すること。寸法を修正する機能はありません。
寸法を間違えた場合は,「モデリング」→「削除」→「エリアのみ」を選択し,削除したいエリア
を指定(選択した部分は赤くなる)して,「OK」を押す
(b)円の作成
①左側のメニューの「四角形」の下側にある「円」をクリックしてから,「中実円」をクリック
②円の中心の座標値(75,50)と半径 15 を入力して,「OK」をクリック
寸法を間違えた場合は,「モデリング」→「削除」→「エリアのみ」を選択し,削除したいエリア
を指定(選択した部分は赤くなる)して,「OK」を押す.すると,その部分が黒くなり穴があいた
ように見えるが,画面上の「表示」→「グラフィックの再描画」で元に戻る.
(c)円孔の作成
①左側のメニューの中から「総合プリプロセッサ」→「モデリング」→「操作」→「ブーリアン演算」
→「引き算」の順にクリック
②「エリア」をクリック
③カーソルが上向き矢印に変わったのを確認して,始めに四角形の領域をクリック。
この問題の場合、四角形と円が重なっているので、どれを選択するのかを選択する「Multiple Entities」
ダイアログが表示される。
四角形をクリックしたのに円が赤くなったときは,「PREV」や「NEXT」などのボタンを押して四角
形が赤くなるようにする。また,四角形を指定したいのに,どうしても円の方が赤くなるときは,「ア
ンピック」にしてから四角形をクリックすると正しく選択できることもある.
④「エリアの減算」ダイアログの「OK」をクリック
⑤次に円の領域をクリック
→ 「Multiple Entities」ダイアログが表示される。
円をクリックしたのに四角形が赤くなったときは,「PREV」や「NEXT」などのボタンを押して円が
赤くなるようにする。また,円を指定したいのに,どうしても四角形の方が赤くなるときは,「アン
ピック」にしてから円をクリックすると正しく選択できることもある.
円が赤くなったら選択ダイアログの「OK」をクリック
⑥「エリアの減算」ダイアログの「OK」をクリック
⑦円孔が作成される。
3)分割に使いたい要素の指定
①左側のメニューの中から「総合プリプロセッサ」→「要素タイプ」→「追加/編集/削除」を選択
②「要素タイプ設定」のウィンドウがでるので,「追加」のボタンをクリック
③「要素タイプライブラリ」のウィンドウがでるので,「構造」→「ソリッド」→「四辺形8節点」
(PLANE183)を選択し,「OK」をクリック
(4)板厚(リアルコンスタント)の指定
「総合プリプロセッサ」→「リアルコンスタント」→「追加/編集/削除」→「追加」→「OK」→厚
さ 10 入力→「OK」→「閉じる」
(5)要素分割の実施
①左側のメニューの中から「総合プリプロセッサ」→「メッシュ」→「サイズ制御」→「マニュアル
サイズ」→「グローバル」→「サイズ」の順にクリック
②「全体の要素サイズ」のウィンドウがでるので,「要素外形線の長さ」を「10」にして,「OK」を
クリック
③左側のメニューの中から「総合プリプロセッサ」→「メッシュ」→「メッシュ実行」→「エリア」
→「フリー」の順にクリック
④カーソルが上向き矢印に変わったのを確認して,円孔つき平板をクリック
→ 「エリアのメッシュ」ウィンドウの「OK」をクリック
⑤メッシュが生成される
(なお,ANSYS/ED 版では要素数の上限が1000なので,要素サイズを小さくしすぎると,その制
限を超えて,ANSYS/ED が異常終了することがある.その時は最初からやり直してください)
(7)「表示制御」→「パン、ズーム回転」→ 「パン、ズーム回転」のパネル起動
(7)拘束の指定
拘束する節点領域を「パン、ズーム」パネルを使って拡大
「ソリューション」→「荷重定義」→「定義」→「構造解析」→「拘束/変位」→「節点」→
拘束する節点を全て矢印で選択
(8)荷重の指定
「ソリューション」→「荷重定義」→「定義」→「構造解析」→「圧力」→「節点」→
圧力をかける節点を全て矢印で選択
→「圧力を節点に定義」ウィンドウの「OK」をクリック
→「PRESを nodes に定義」ウィンドウが表示される
→圧力に「-10」を入力(マイナスがついているのは面を引っ張る方向だから)→「OK」
(9)解析実行の前に、「SAVE_DB」をクリックして、途中経過を保存
(10)解析実行
「ソリューション」→「解析の実行」→「現荷重ステップ」
→「現荷重ステップを解析実行する」ウィンドウで「OK」をクリック
もし、実行後、警告文が出たら読んで確認し、「OK」をクリック。
「ソリューションが終了しました!」と表示されたら「Close」をクリック
「/STATUS Command」ウィンドウは内容を確認後、「×」で閉じる